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テーマ:シンガポール(64)
カテゴリ:海外旅行
アラブストリートの「サルタン・モスク」前の通りです。
イスラム教寺院周辺はエキゾチック! 町並みはカラフルで可愛い。 人々はのんびりと食事を楽しみ、水煙草を吸う。 香水のお店があり、 カゴを売ってるお店がある。 雑貨屋さんに入りました。 50歳くらいの女性が笑顔で座っていた。 「プラナカンのお皿やティーカップが欲しいの」と伝えると、 「ここには置いてないのよ。プラナカンのものを買うには カトンに行けばあるわ」 「カトンは遠いの?」 「ここから少し遠いから地下鉄よりタクシーね。プラナカン博物館に行けばショップがあるけど 値段がとても高いから勧められないわ。明日、カトンに行ってみたら?」 「今夜遅く 日本に帰ってしまうのよ・・・」 「あぁ、それは残念ね!」 せっかく立ち寄ったので、刺繍のポーチや貝細工の器を買いました。 店主の息子さんが帰って来て 「息子がガールフレンドと帰って来たわ^^ 日本からのお客様よ」 「初めまして!コンニチワ」と私が言うと、息子さんも 「コンニチワ」は日本語で返してくれました。 「そうだ!確かプラナカンの食器を置いてある店が1軒あるわ!」 店主の女性は 外に出て、隣のアラブの店の女性に聞いてくれました。 そして、 「今日はお休みだって。ごめんなさい。イースターだからね、きっと」 そうなんです、私達がシンガポールに行ったのは4月17日。 韓国の客船「セウォル号」が沈没した翌日でした。 行った翌日の18日は受難日(グッドフライデー)で アラブストリートにショッピングに行った日は、20日のイースターでした。 店主の女性は 私達が買ったものを包みながら話しました。 「私は今 とても悲しいの。韓国のセウォル号という船が沈没し、生徒達が大勢亡くなった。 心が痛んで苦しいのよ。船長が真っ先に逃げ出したなんて許せないわ!」 「私もニュースで見たわ。若い生徒達が亡くなって、船長は生きている!何てひどい話!」 「マレーシアの飛行機も 行方不明になった。悲しいことが続いている」 ルーツは韓国らしい店主の女性に、友達夫妻がペナンに住んでいる話をしたら 「プラナカンのものはマレーシアで買うと安いのよ。 でも 今度シンガポールに来たらカトンの『Be Be Rumah』という店に 行ってみて。Rumahは家という意味」 と 親切に書いてくれた。 「本当にありがとう。私 いつかここに戻って来るわ。 また会いましょう。あなたのご親切は忘れない」 サヨナラ、アリガトウ、と私は言った。 「ちょっと待って!私から小さなプレゼント!」 店主は店先に走り、ビーズとスパンコールの茶色のポシェットを2人にくれました。 上の写真の、左下に写っているのが頂いたプレゼントで、ビーズがいっぱい! 私は彼女をハグして「お元気でね」と言いました。 お互いをしっかり抱きしめあいました。 つたない英語でも 心は通じました。 セオゥル号の沈没から1ヶ月。 信じられない事故の様子が報道されるたび、あの高校生達を何故救えなかったのかと 悲しみと怒りでいっぱいになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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