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曲まめ子の まめ子な日々

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2014.05.16
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カテゴリ:海外旅行
アラブストリートの「サルタン・モスク」前の通りです。
イスラム教寺院周辺はエキゾチック!
P1000451.JPG


町並みはカラフルで可愛い。  
P1000454.JPG


P1000456.JPG


人々はのんびりと食事を楽しみ、水煙草を吸う。
P1000453.JPG


香水のお店があり、
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カゴを売ってるお店がある。
P1000455.JPG

雑貨屋さんに入りました。
50歳くらいの女性が笑顔で座っていた。
「プラナカンのお皿やティーカップが欲しいの」と伝えると、
「ここには置いてないのよ。プラナカンのものを買うには カトンに行けばあるわ」
「カトンは遠いの?」
「ここから少し遠いから地下鉄よりタクシーね。プラナカン博物館に行けばショップがあるけど 
値段がとても高いから勧められないわ。明日、カトンに行ってみたら?」
「今夜遅く 日本に帰ってしまうのよ・・・」 
「あぁ、それは残念ね!」

せっかく立ち寄ったので、刺繍のポーチや貝細工の器を買いました。

店主の息子さんが帰って来て
「息子がガールフレンドと帰って来たわ^^ 日本からのお客様よ」
「初めまして!コンニチワ」と私が言うと、息子さんも
「コンニチワ」は日本語で返してくれました。

「そうだ!確かプラナカンの食器を置いてある店が1軒あるわ!」
店主の女性は 外に出て、隣のアラブの店の女性に聞いてくれました。

そして、
「今日はお休みだって。ごめんなさい。イースターだからね、きっと」

そうなんです、私達がシンガポールに行ったのは4月17日。
韓国の客船「セウォル号」が沈没した翌日でした。
行った翌日の18日は受難日(グッドフライデー)で
アラブストリートにショッピングに行った日は、20日のイースターでした。

店主の女性は 私達が買ったものを包みながら話しました。
「私は今 とても悲しいの。韓国のセウォル号という船が沈没し、生徒達が大勢亡くなった。
心が痛んで苦しいのよ。船長が真っ先に逃げ出したなんて許せないわ!」
「私もニュースで見たわ。若い生徒達が亡くなって、船長は生きている!何てひどい話!」
「マレーシアの飛行機も 行方不明になった。悲しいことが続いている」


ルーツは韓国らしい店主の女性に、友達夫妻がペナンに住んでいる話をしたら
「プラナカンのものはマレーシアで買うと安いのよ。
でも 今度シンガポールに来たらカトンの『Be Be Rumah』という店に
行ってみて。Rumahは家という意味」
と 親切に書いてくれた。

「本当にありがとう。私 いつかここに戻って来るわ。
また会いましょう。あなたのご親切は忘れない」
サヨナラ、アリガトウ、と私は言った。
DSC_0963.jpg

「ちょっと待って!私から小さなプレゼント!」
店主は店先に走り、ビーズとスパンコールの茶色のポシェットを2人にくれました。
上の写真の、左下に写っているのが頂いたプレゼントで、ビーズがいっぱい!

私は彼女をハグして「お元気でね」と言いました。
お互いをしっかり抱きしめあいました。
つたない英語でも 心は通じました。

セオゥル号の沈没から1ヶ月。
信じられない事故の様子が報道されるたび、あの高校生達を何故救えなかったのかと 
悲しみと怒りでいっぱいになります。





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Last updated  2014.05.16 11:30:29
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