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テーマ:赤毛のアン(148)
カテゴリ:赤毛のアン
4月1日に、朝日テレビカルチャー三島スクールに行き 深山幸子先生の【「赤毛のアン」の世界】を受講しました。 3年前 私は深山幸子先生の生徒でした。 三島スクールでも1度受講したことがあるので 私の受講歴が残っていたのでしょう、 昨年の秋に再開された講座の案内が届いていました。 ■講座案内■ 世代を超えて愛されている『赤毛のアン』原作全8巻のうち、心打つ場面の多い 第1巻を19章からお伝えします。 英語が苦手な方も講師がフォローします。 あなたはアンのどこがお好きですか? いつも前向きのところですか? 豊かな想像力ですか? 日々を丁寧に暮らす生き方ですか? カナダのこと、著者のこと、翻訳者のことなど・・・講師が訪れた現地の映像も見ながら 赤毛のアンの世界観を楽しみましょう! なかなか日にちの都合が合わなかったのですが 4月になってやっと行けました(*^_^*) 31章を予習したノートと、筆記用具と英和辞書を持ち 先月の三島スカイウォークを思い出しながら 誘った友達と東海道線で 楽しくお喋りしながら 久しぶりの講座にワクワクです。 教室で、3年ぶりの先生と「わぁ!お久しぶりです」と叫びながら(笑) ハグ。 講座は私達も入れて10人ほどでした。 4月1日は「31章 2つの流れの合うところ」の4ページ分を抜粋して勉強しました。 自分で辞書をひいても、考えても わからない部分が沢山あります。 気にせずに読み流してしまう部分が「あぁ、そうだったんだ」と わかりやすくスッと入ってきました。 この章には「S」の付いた複数形の単語がいくつもあり Sが付くことで気付かされることが沢山ありました。 モンゴメリの文章は長文が多くて どこからどう訳せばいいの?と悩むけど 「長文の英語は 前から訳してくださいね」と先生。 先生が英文を読みながら訳していかれて 私達も先生が訳されたあとで 「はい、ここまで読んでみましょう」って、後からみんなで声を出して読みます。 用意された紅茶をいただきながら 声を出して読みました。 (3年前の4月、朝日テレビカルチャー三島での先生の写真。今回撮る時間がなかった) 31章のここの4ページに、自分よりも背が高くなってしまったアンに驚いたマリラが 「自分が愛することを学んだ子供」が成長してしまった喪失感に 1人で涙を流すというところがあります。 泣いているマリラと 何故泣くのかわからないマシュウ(^_^;) 「なぐさめのない悲しみを贅沢に楽しもう」と泣き笑いしながら決めたマリラ。 「男の人にはこういうことはわからないのよ」 ここはみんな大いに納得です(笑) 来る途中の電車の中でも 夫への不満が多々出ました(笑) 「男ってさ、共感脳がないのよ! 女同士なら、そうよね、ホントにそうだわ って分かち合えるのに 夫に言うと とんでもない返事が返ってくる!言わなきゃ良かったと思うわ」(笑) もう1つ、思春期を迎えたアンの変化も重要な場面でした。 10時半から12時までの講座でしたが 12時近くになり先生が 「新元号は何かしらね」と言われたので スマホを開いた私が 「レイワです」と答えると その場にいた皆さんが 「レイワ?」 「レイってどんな字?」「礼儀の礼?」 「前に出て書いて」と言われ 私が前に出て ホワイトボードに「令和」と書きました。 教室内がちょっとざわついて 私は菅官房長官になった気分でしたよ(^◇^) 「令?」「令って 命令の令で冷たい感じがするけど どんな意味があるのかしら?」 などと話したけど、令には美しい、素晴らしい意味があったんですね。 「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味」 の令和と知って、とてもいい元号だと思うようになりました。 それに、赤毛のアンが好きな人たちと一緒の場所で新元号を聞くって 素敵な思い出になるわね と言う人もいて良かったわ(^^♪ 村岡花子訳に「アンは人差し指でそっと頬を自分でつつきながら」という部分がありますが 原文には「chin」と書いてあるので これは考える時にあごをつつく仕草ですね、 と先生が言われたので、原書を読まなければわからないことでした。 「赤毛のアン」は村岡さんや掛川さんや松本さんなど大勢の訳者がおられるけど 「本と自分が向き合って 自分の訳で自分のアンにして下さい」と先生の言葉でした。 いくつになっても学ぶということ、教えていただくというのは嬉しいことだと思った1日でした。
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