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テーマ:孫・子供・家族(1676)
カテゴリ:日々の暮し
先週コロッケを作った時、娘がアルバイト帰りに
我が家に取りに寄りました。 家に上がってちょっとお茶 「最近、6年生のゆっちが反抗期みたいであまり口きかないのよ」 「男の子は口数が少なくなるよ。 自分のお兄ちゃんを見てたからわかるでしょ」 私達が喋り始めると夫は遠慮して自分の部屋に行く(笑) 「今日ね、私が顔を洗ってる間にゆっちが行ってきますを 言わずに黙って学校に行ったのよ! ショック!黙って行くなんて」 「急いでいたんじゃないの? 遅刻しそうだったとかさ」 「いや、そんなことない。 だからね、もし今日私に何かあったとしてね、 事故に合うとか 災害に合うとか そういうことで 私が今日死ぬことだってあるわけでしょ。 だから私、家に帰ってゆっちに会うまでは絶対に、何があっても 今日は死ねないと思ってたんだわ。 もし、家に帰るまでに私が死んだら、ゆっちは後悔する。 どうして母さんに行ってきますと言わなかったんだろうって。 絶対にあの子、ずっと後悔すると思うから」 私は笑わないで娘に言いました。 「小学校4年生からの私の担任の先生が 最初の挨拶の時、 『先生のお母さんは 僕が中学生の時に亡くなりました。 僕は中学生の生意気盛りでその日の朝、何かちょっとしたことで 母に腹を立てていたんだと思います。 それでいつも行ってきますというのに、その日に限って 何も言わず 黙って学校に行きました。 学校から帰ると、母は突然の病に襲われて亡くなっていました。 僕はあの日からずっと、自分を責めて後悔しています。 母に、行ってきますと言えば良かったと今でも思います。 皆さん、挨拶は必ずしてください。』 って話されたことが何十年過ぎても心から離れないのよ」 「え、そんなドラマみたいな話がホントにあるの? やっぱり挨拶しなかったことは心の傷になるね」 気を付けて家に帰りなさいよ、と夫と送り出し 「そうだね、生きて家にたどり着かなきゃね」と 30分ほどお喋りして娘は帰って行きました。 まもなくLINEがあり、 「無事帰宅してゆっちに会えたよ ゆっちね、今朝3回ぐらい行ってきますって言ったみたいで それなのに私が顔洗ってて聞こえなくて無視したんだって 今日はゆっちのために生きた!って伝えたら ニッコリしていたよ」 良かった! 私の小学校の担任の先生の話は 何十年経っても忘れられない。 娘よ、子供達が学校に行く時間に顔を洗うのをやめて 朝起きたらすぐに洗顔しようね(笑) 私は夫とケンカしていても 近所のコンビニに行く時でも 必ず行ってらっしゃいと言うし、夫も私が散歩に行く時にも 気を付けて行ってらっしゃいと必ず言います。 何が起こるかわからない時代だからこそ 「行ってきます」「行ってらっしゃい」に 気持ちを込めるって大事だと思うのです(*^_^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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