テーマ:国内旅行について(2605)
カテゴリ:おでかけ
今回の信州旅行で、念願の「東山魁夷館」に行くことができました。
日本画家、東山魁夷さんは、1908年、横浜市に生まれ、1999年に逝去されました。 画伯と長野との関係は、画伯が東京美術学校の学生時代に友人と信州を旅し、 自然と人々の心の温かさに触れたことにはじまったそうです。 それ以来、度々信州へ写生旅行で訪れ、長野は画伯の「作品を育ててくれた故郷」となりました。 現在、東山魁夷館は開館15周年を迎え、約900点の作品が収蔵されています。 この「東山魁夷館」では、収蔵されている絵を全て見ることはできません。 日本画はとても傷みやすいので、年6回、2ヶ月ごとに展示する絵をかえるのだそうです。 それを知って私はちょっとガッカリ。でも、また何度も長野に行く口実ができます♪ 東山魁夷さんの絵は、書籍でしか見たことがなかったので、実際に鑑賞できて感激! 私は特に絵を描いたりはしませんが、あの幻想的な絵がとても好きで、 自分もあのような絵が描けたらいいのにと、憧れます。 特に好きなのは、北欧をテーマにした絵です。 心に響いてくるような雰囲気、見ているだけで自分が旅しているような気分。なんとも言えません。 現在、東山魁夷館では『水辺の風景』のテーマで展示されています。 習作やスケッチも多いのですが、どれも見ごたえがあり、 幻想的な絵の中に引き込まれてしまいました。 一番印象的だったのは、『静唱』。 辺りが静まりかえって、凛とした空気が感じられるような風景の美しさ。 いつまでも見ていたいと思いました。 展示されていない絵も、館内でビデオ上映されています。 3本上映で、約1時間くらいでしょうか。 解説を聞きながら見ることができ、わかり易いです。 絵に対する画伯の思いを知ることができます。 この美術館は長野県信濃美術館に併設されており、善光寺の近くにあるので、 善光寺参りに訪れた際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 東山魁夷館 常設展スケジュール 第1期 『いにしえの里-京都・奈良-』4/1(金)~4/19(火) 展示作品:冬の旅・緑の窓・行く秋・沼・静晨 第2期(現在)『水辺の風景』5/31(火)~7/26(火) 展示作品:沼・緑響く・水辺の朝・沼の静寂・静唱 第3期 『親子で楽しむ“東山魁夷ものがたり”』7/28(木)~10/4(火) 展示作品:自画像・柿生の里・牡丹図・白馬の森・緑の窓・静映 第4期 『秋風のドラマ』10/6(木)~12/6(火) 展示作品:山谿秋色・祭りの夜・秋思・木枯らし舞う・夕紅 第5期 『華麗なる装飾家東山魁夷』12/8(木)~2/7(火) 展示作品:紅葉の谷・行く秋・倉庫・霧氷の譜・聖夜・静晨 第6期 『唐招提寺への道』2/9(木)~3/28(火) 展示作品:桂林月夜・黄山雨過・山霊・春兆 観覧料:一般500円、高大生250円、中学生以下無料 長野県信濃美術館・東山魁夷館 公式HP http://www.npsam.com/ 東山魁夷画伯の本を見る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.13 17:10:41
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