カテゴリ:心理
前に読んだ本にあったのだが、
人に会う前に わざと、最初から情報を入れておくことで、 その人に感じる第一印象が大きく変わってしまうという実証があるそうだ。 一人の人を何人かに会わせる前に、 その前に仕掛けをしたそうだ。 「あの人は、前の会社でとても傲慢な人間関係をしていたらしい。」 と情報を前もって入れてから会わせた人に 後でアンケートに答えてもらったところ、 その人の印象を聞いたら 「きつそうな人だ」 「綺麗な人だが付き合いにくそうだ」 「プライドが高そうだ」 こんな答えが出たとのこと。 逆の情報として、 「あの人はとても温厚な人です」 と伝えてからのアンケートでは、 ほとんどの答えが 「明るくて良さそうな人だ」 「優しそうだ」 「付き合いやすそうな人だ」 などと答えたという。 これは、 いかに人を見る第一印象の判断力というものが曖昧なのかというのが分かる。 また、 「あの人はあなたのことが好きらしい」 と最初から言っておいて会わせると ほとんどの人が会って話をした後に聞くと 良い印象を持ってしまったという結果 つまり、好意を抱いたという結果も出ているし、 又、 「あなたのことが苦手らしい」 と先に伝えておくことで 「なんとなくいい印象に思えない」 というような答えが返ってくるとのことだ。 これは、第一印象だけには及ばず いかに 最初の情報を入れておくだけで ものに対する概念が変わってしまうという事。 固定概念とは、 危ない判断結果を生むのだ、ということ。 私も同じで、 仕事上でお付き合いする上で あまり接しない人の悪い情報を聞いて そのまま鵜呑みにしてしまうことは結構多い。 しかし、 何度かその人と話しているうちに 本当のその人の姿が見えてくる。 どんなに評判のいい人でも どんなに悪い評判の人でも、 同じ目線で付き合ってるうちに真の姿が見えてくる。 これには反省。 学歴や 役職や いい車を乗ってたり 身なりがきちんとしてるからとか、 そんなことは極端に言えばどうでもいいのかもしれない。 裸になったその人が 一体何を考え 何に必死になってるか、 どんな生活をしてるとか 何を守ろうとしてるのか そういうものをちゃんと見て判断するべきなのだろう。 周りの人が 「あの人は本当に素晴らしい仕事をする人です」 なんていう評価を聞いたら、 その一面を覗いたときに 「あ、やっぱり、素敵な人♪」ってすぐに同調してしまうけれど、 でも、私生活の局面では、 全然イケテなかったり・・ 反面、仕事では窓際族のような仕事ぶりでも 家庭ではとっても尊敬できるほどの 素敵な生活を送ってる人もいる。 どれが、一番素敵な人だっていう線引きはないけれども 人の心を大事にする人って 一番貴重だって思うなぁ・・・。 固定観念によって見失うようにしないとねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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