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今日「ドメスティック・バイオレンス」について興味深いコメントしているサイトを見つけた。
以下結構、引用・・。 夫や恋人などのパートナーから主に女性が受ける身体的精神的暴力のこと。 夫からの暴力に常に緊張とおびえを感じているような状態だけど、 夫からの暴力を黙々と受けている女性というと、 弱々しく、 能力の低い女性を想像されるかもしれないんだけど 事実は大きく異なるそう。 現実には、教師、美容師、医師、弁護士、会社役員など、 無力で能力が低いとはとても思えない女性が、 夫や恋人からの暴力を受けているのね。 どうして殴られ続ける(逃げない)という状態に陥ってしまうのだろうか? そのメカニズムについて 女性に我慢強いる風潮根強く 《学習された絶望感》というのが根底に・・! 少し前に新潟で9年間監禁されていた少女の事件が話題になった。 犯人の自宅における長期間の監禁はなぜ可能だったのか? それには学習性絶望感というメカニズムがかかわっているんですってぇ。 これは例えば次のような実験があるのだけど。 絶対に避けられないような拘束の中でイヌに電気ショックを繰り返すと、 いつでも自由に逃げられる状態にした後でも、 そのまま黙々と電気ショックを受け続けるという現象。 つまりこのイヌは”絶望感”を学習した。 監禁された少女は当初、何とかして逃げようとあがいたのだけど しかしその都度ひどい暴力を受けたり、 「家に帰ったってだれもいない。お前の両親はみな死んだ」といったようなことを言われたりしていた。 このような状態が続くと、 逃げる希望を持っていることの方がつらくなってくる。 人には徹底的な絶望の方がむしろ楽なときもある。 少女が「自分には救いがない」ことを自分自身に徹底的に教え込んだ結果、 犯人が外出している時にも、 彼女は救いを求める行動を起こさなくなった。 その結果9年間もの監禁が可能となったということに~~。 これと同様のことが被虐待女性にも生じる。 「パートナーは選び直すことができる」 「別れたってやっていける」 「だれかが助けてくれる」 という当然の発想を持てなくなり、 目先の男の機嫌ばかりを気にするようになるわけ。 これは彼女らが自らの状況の救いのなさを学習してしまっているから。 実験動物における電気ショックにあたるものが夫からの暴力とするならば、 被虐待女性を逃がさないように当初から拘束し監禁していたものはなんなのか。 それは「男の暴力」「結婚・離婚」といったことにおける周囲の認識。 男性がパートナーに奮う暴力について、 妙に寛容な社会的土壌が残念ながら今でもある。 そして結婚生活を維持する上で、 女性に我慢や努力をやたらと求める風潮も根強く残り これはオトコ社会における 男の甘えを満足させるための実体のない『物語』 殻に閉じこもっては抜け出すことは出来ない この縄をほどくのは 周囲とのコミュニケーションで 自分自身で真実の答えを見つけること。 究極の絶望感に浸ったとき そこに立ちふさがるのではなく 自ら暗闇から脱出するすべは確かにある。 リスクは大きいけど やってみたら、 大きな魔物に単に心だけを支配されていただけだったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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