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仙燐眼

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日美子

日美子

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2004.09.11
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カテゴリ:心理
お酒を飲むと普段出さない一面が出る傾向が

居酒屋でふと飲んでいて
私を間に置いて
中年の男女が突然口論をするようになった。

きっかけは何てことない・・

彼女のほうがタバコが切れてしまい
マイルドセブンを店の人に頼んだ

ところがその店にはタバコを置いていなかった

周りの数人が自分のタバコを、どうぞ、と言って寄ったが
彼女は同じ銘柄のものでないと
気に入らないらしい

時間は11時過ぎていたので
自販機はもうしまってる

仕方なく店の誰かが好意でコンビニで買ってきてあげた

彼女はマイルドセブンを受け取り
小さく
「ありがとう」って言っていた

ところが・・
しばらくして
カウンターの常連の1人が怒鳴った
「わざわざ買ってきてやったのに
なんで感謝の気持ちを伝えないんだ?!
なんでそんなに高飛車でいられるんだ
おまえはそんなんだから
ダメなんだ!!!」

ちなみにこの中年の男女は全くのアカの他人。

「私はさっきちゃんとお礼は言ったわよ
これ以上、どうしたらいいって言うのよ?!
どこがいけないの?
別に買ってこいとも言ってないのに
買ってきてくれたんじゃない!!」

あ、この女性もどうやら常連の1人らしい。

「違う!!そのおまえの態度だーー!!
上からモノ言うようなその態度が気に入らないんだ!」

と、延々と口ゲンカが続く・・30分以上も。

どっちもどっちだ

言い合ったところで何にも変わらないし
そんなに大げさにつつく問題でもない

くだらないからその場は
まぁまぁ・・と言いながらも去ってしまった。


しかし・・この男性も女性も
何だか寂しい人なんだな、って印象

多分本題なんてどうでもいいのだ。
自分の内にある問題に抵抗しているだけ
つまりは、
自分に怒りを示してるとも。

酒が入ると本音が顔出す

この男性はさっきまでは
今夜は家族が待つ自宅に帰るつもりだったが
今日は帰れなくなり店に泊ることになった、とぼやいていた

いや・・妻も子も待ってはいやしない
でも犬が待っていてくれて
犬の散歩をしてあげれないのが残念だと言っていた

女性のほうといえば
明日は旅行なのよ、と自慢をしていた婦人
その癖にいつまでも帰ろうとせずに
1人で店で飲んでいた人

どちらもふっきれないものを自宅に置き去りにして
ここでしか怒鳴ることができないストレスがあるようだ

暴力にならないのなら
そのままケンカを続けさせたほうが
きっとこの二人にはいいのかもしれない

そんな事を思いながら
間で二人の罵倒を聞いていた

ストレスは発散できるとこで吐き出しておいたが
イイ・・適度な迷惑ならそれももたれ合いだろう


そういえば・・前に一度
私は飲み屋で失態をしたことがある

少し大勢の人たちと飲む席があり
そこでワイワイとやっていた
飲んでる最中に後ろから私を呼ぶ声がしたので
振り返ったとき
そこに大変に深く信頼していた方が仮装のような格好をして立っていた

あまりに衝撃的で
驚きのあまりに思わず私は店を出てしまった
そして外でボーーーっとしていた

ショックを受けたのは
私がその人を信頼していたのは事実だが
人を引っ張る力があって
いろんな人たちから頼れる存在で
ある意味私はクリーンなイメージ・・崇高なものとして見ていた、しかし、その姿は品行方正を打ち破るものだったので
ガラスが割れたような思いになってしまったわけで

気を取り直すまでは店の中に入ることは出来ない・・
と思っていた

まぁ・・
飲む席ではそんなことはよくあることで
友人の1人は仲間内では
裸になったり、○毛を燃やして見せたり、なんてあるもので
でも、それは慣れた関係だから気にも留めなかったが。

イメージの建て直しを図るべく
私はタバコでもふかそうか・・なんて感じでいた

その日はその居酒屋はかなり繁盛していて
店の外の縁側でビールを乾杯してる人もいて
私は店に入る前に
その縁側で一杯ご馳走になった

酒の魔力は童心を蘇らせる
学生のノリでか
いつの間にか仲良く話してそこから動けなくなった

そうしてるうちに
リヤカーを引っ張る老人が向こうから歩いてきた

1人が知人らしく
そのリヤカーの老人を呼び寄せた

彼はホームレスをしてる老人で
ダンボールを集めて回ってるのだ
老人がおいしそうにビールを飲み干し
自分の寝床の話しや普段の仕事の話を聞いてるうちに
何だか自分の父親を思い出してしまった

丁度生きていたら
父親もこの老人と同じくらいの年齢だろう

顔立ちもどことなく似ていたからかもしれない

その老人は
ホームレスの生活をしてることに誇りを持っていた。
誰にも自分の自由を奪えない
好きな場所で生活し
好きなところで好きな時間に寝る
そんな生活がいいんだ、と言い張る

定期的な仕事を寮付きで与えてくれると言ってくれる人もいるのにそれは断り続けている
本当に今の生活が出来なくなったらそれは考えるが
今はそんな生活はしたくないんだと。

そんな頑固さも何だか素敵に思い
自然に涙がボロボロと流れてしまい
化粧が落ち目は真っ黒になってしまった・・(恥)

大分時間がたち
さて店の中に私は戻ったのだけれど

どうやら・・
私は信頼してる人が醜態な仮装をしたのにショックで
外で泣いていた、という話しになっていたらしい・・

ウワーーー、
そうでないのですがねぇ・・・
いくらなんでも私はそんなにデリケートでも
潔癖症でもないんですよぉ・・・

ただ、この父親似の面影にはかなり弱い涙腺を持ってるようで
酒の勢いが普段の隠れを解いてしまうのですね。





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Last updated  2005.01.07 21:15:34
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