仙燐眼

メールや書く文章って今となっては、ほんとに苦手な分野になってきた。

初めてメールの使い方を知ったとき、
なんて便利なんだろうと驚嘆した。

携帯メールなんか絵文字を駆使し
楽しさも加わり・・
早く伝達したいことが相手に伝えられ
しかも、相手が忙しく電話に出られないときも
緊急事項まで伝えられ後で読んでもらえるし
素晴らしい・・！と感動したものだった。

でも、このメールという曲者は
使いすぎると
大きな難点があることを一体どれだけの人が気がついてるのだろうか？？

大体・・考えてみれば
この携帯電話の普及すら首をかしげる部分も実はある。

確かに
事務所や自宅でなくても会話ができ
忙しい人に瞬時に連絡とることがあり
大変に便利・・

しかし、
そのために私たちはいつでも携帯電話に出られる
スタンバイな状態であり続けなくてはいけないという制約が生まれた

電車の中でボーーっと景色に酔いしれて
自分の世界にこもる時間

ちょっとした居眠りをしている時間

ただ、何もせずに
どこかへ出かけ、自然満喫してる時間

読書、映画鑑賞・・その他・・

携帯が鳴れば
そんなゆとりの時間でも電話に出てしまう

果たしてこんな緊張状態な生活していて
現代人はストレスがたまらないわけはないだろう。

電車の中で
必死にメールを打ちまくってるのもしかりだが
同じ部屋の中でも
言葉で言いにくいから・・なんてメールでわざわざ語りかける始末・・

ああ・・
嘆かわしや・・。

たまには、携帯の電源を切って半日くらいは逃避する時間って必要・・・

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ところで
人に何か訴えたいときに
怒ったような状態で伝えようという人がいる

例えば
クレーマー

何かにつけて、とりあえずは文句から入る

聞けば大したことない問題で
元々は自分のほうにちょっとした落ち度があるから
そういう状態になったのに
その不利益に至った結果ばかりについて文句を並べたてる

言われたほうは
理に合わない話しだって分かってるのに
顧客のサービス保全のために
仕方なく、平謝りな状態・・

結局は最終的にはこのクレーマーな言い分が通り
彼らの願う状態にしてもらえたりするんだから
どっちに軍配があがるかっていうと
怒ったほうが良かったということに。

これはクレーマーの話しで
こういう場合はやっぱ、怒ったもん勝ち！なのかも。

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しかし・・
重大なお願いをしたい場合
つまりは、どうしても相手になんとか譲歩して欲しい場合は


いくら
相手に落ち度があろうとも
　　これは怒っちゃいけないのだ。


「なんて可哀想な人なんだろう・・」
と思わせるか

「全然こいつはダメだから、こっちが何とかしてあげないといけないな」

と思わせるほうがいいのだ。


その手法には
相手の立場は十分理解してることを伝える

その上でも自分は何もできない

そしていかに出来ない状況であるかを伝える

（これには、いくら自分の都合であろうとも
まるで自分の都合でないような言い方が必要
こいつは、常識はずれなんじゃないか？って思わせるくらいでも丁度いいくらい）

本当に努力しようという気持ちがある事も伝える

そして、可哀想な人なんだ、と極めつけに思わせる


人間、誰しも、鬼のような人でも情はあるのだ。


相手に情を抱かせてうまく利用できたら
自分の勝ち。


ぐっと・・怒りを抑えて
上手に説得するつもりで
悲しく訴えたら、意外とうまく動いてくれるのが人間である。

他人の心をこちらサイドに動かしたいときは
時にやり方をちゃんと計画的にすれば
良い展開に転がる場合があるのですね。