仙燐眼

ここ半年ほど
自宅に子供の友人が訪ねたことはない

私は普段は仕事を夕方遅くまでしているので
子供が学校から帰宅するときは鍵っ子。

母親が帰宅するまでの間は
友人と公園や児童館で遊んだり
又は、一人で自宅で宿題をしたりテレビを見たりするのが
いつものパターンだが
今日はたまたま
下の子供の同級生が私の留守中に来ていたらしい。

基本的に
私が留守の間、家には誰も上げないように
と子には言っている。

幸い、児童館が近所にあるため
友人たちと宿題を一緒にするときは
そこの図書館を利用する事が多い
遊ぶ施設や卓球場もあるので
宿題が終われば
一息つくことも出来るので
他の同級生もほとんどが児童館を利用している。



今日は
お兄ちゃんが接骨に行くので
朝から、パソコンの上に保険証と診察券に500円玉とメモを
置いていた。


しかし、
私が帰宅をすると
500円だけが消えていて
保険証と診察券とメモだけが
パソコンにそのままの姿で置かれていた。

聞けばお兄ちゃんも妹も500円を見ていないと。


出かけにこたつの上に10円も置き去りにしていた
（うちは、よく小銭を置き去りにすることが多い
お使いに行ってもらい、そのおつりなんかを置いて
しばらくそのままにしてることが多い）


ところで
その500円だが
どうやら、子供の友達が家に来てから消えてしまった

疑いたくないが
疑ってしまう状況が大有り。

小学生の子供同士は意外にもよく状況を覚えてるのだ。

娘に聞いたら
その友人がうちに来たばかりのときに
持ってきた小さなバッグの中には
梅の飴が一袋入っていただけなのに
帰ろうとして立ち上がったときに一言、
「今日、あたし、おこずかい持ってきたんだーー」
とお財布はないが
510円がバッグの中に入ってるのを見せてくれたそうだ。

その時に、こたつの上の10円玉も消えていたという。


これだけで
小さな小学生の彼女を疑ってしまうのは危険だ。

しかし、
この彼女、どうにも
合点がいかない言動の多い子である。
（はっきり言って私は嫌いなタイプなのだ）


半年位前に
一度、彼女から電話があった。

娘の同級生Iさん「おばちゃん、今日ね。
○○りちゃん（私の娘）が私のバッグ引っ張ってすごくイヤな思いを
したから、○○りちゃんを叱ってください」

私「あのね、○○りは、そのとき、あなたに何も言われなかったそうよ。
だから、気付かなかったのよ。
そういう時はその場で
イヤだ、と言わないと分からないでしょ
それにそういう事は直接本人に言わなきゃ分からないから
今からでもいいから
娘に直接言いなさい」

Iさん「すみません、ちょっと変わります」

Iさんのお母さん「もしもし、母です。お宅の子がうちの子の嫌がることをしたそうですので
ちゃんと言って聞かせてください」

私「それは子供同士の話ですから
お互いが話すべきです
Iさんから娘に直接言うように言ってください」

Iさんの母さん「・・・でも、お母さんからもちゃんと言ってくださいね！」

と、突然にIさんに代わる

Iさん「じゃぁ、オネガイします」

私「私は言わないわ、怪我してるわけでもなく
話し合いで済むようなことに大人はいちいち出ないものよ
一度、自分の口で話してみな、娘に代わるわ」

と私はそこで娘に代わり
お互いがごめんね、と話、終わった。

しかし

この電話事件後

私の子供の教育がなっていない！とIさんのお母さんから
さんざん吹聴された。

しかし、
このIさんの家庭は
他の家庭でもイマイチ信用ならぬ人とされてるようで
特に私が言い訳もするでもなく
自然に一件落着したわけだった。


とにかく
このIさん親子の自己中心的な素振りは
相変わらず、続くのだが
うちの娘は
何の危機感も抱かずに接するところが
また、どう対応していいものか。

あんな子供とはつきあわないほうが。

と警告を親が送るのもどうも行きすぎに思うし
そうかと言って
このまま
510円持っていかれ黙っているのも
なんだか舐められた気がするゾ。


そこで
私はIさん宅に電話した。

「今日、お宅の娘さんがうちに遊びに来て帰ってから
500円玉が消えました。
心当たりがあったら、
ぜひとも思い出して
私の娘に言うように伝えてください
何も思い出すことが無かったら、言わなくて結構です」



言ってしまった。


いかにもドロボウ扱い？！


あぁ・・・・ちょっとばかし胸が痛い。

もし、違っていたら？

どうする？

イヤイヤ、、、別に盗ったとまでは言っていない。


この効果として
私は、Iさんが私を通して
娘との付き合いにほんの少し壁を建ててもらえたら、
という事を狙ってるとこ。


「舐めんなよ、こいつ・・。」



勝手に勝利の祝杯

あーー
親ながら、勝手な行動をして娘に申し訳ないっ

（李下に冠を正さず・・・笑）