仙燐眼

少子化に伴い
小学生のいる家庭も少なくなりつつ・・

我が家にもとうとう校外役員が回ってきた

役員の仕事は地域で様々であろうけど
なるからにはやはり覚悟が必要だ。

当然仕事を持ち
家事もある私には
避けて通りたかった役目だった。

しかし、2年前から

「みんな仕事を持ってる人たちがやっているんだし」

「できない時は他の人たちが手伝ってくれるから」

「それなりにできるから」

なんて
既にできそうな事に洗脳され始め


「順番があるから絶対にしないとダメよ」
と脅迫を受け・・

仕方なく引き受けたが


＿＿＿＿


先月に引継ぎの集まりがあり当面の活動予定行事を聞いた

そこで予定していた集まりだが、
少し聞き違いがあった。

集団下校についていった後にさらに顔合わせ会があるとのこと。

結局2時間以上かかるとのことで私は
仕事をその間、休まなくてはならない。

しかも
役員会の欠席は受け付けず
その場合は必ずに代理を立てないといけないらしい

しかし、
その通知が3日前だったので
今更、誰も代理で代わってくれる人なんて居なかった。

留守宅も多いので
連絡するだけでも大変だったし、
やっとつながったと思い、お願いしてみると
相手から、いかに行けないかの言い訳オンパレードで長電話になり
なかなか話が進まない。

「その日は用事が入ってる」

「今、病気にかかりあまり外に出かけることができない」

「仕事」

・・・・・・

誰も手伝ってなんかくれないじゃないか。


はめられた・・？


は、結局、役員を誰かに押し付ければ
安心して誰も手伝おうなんて思わないのが普通みたい

これが現実なんだね。



しかし・・思うに

この地区役員というのは、どれだけに地域に貢献しているのだろうか？

そして、一体、いつから、慣習的に
各家庭が順番で強制的に役員になると決めたのだろうか。

この慣習的なシステムに
どれだけの人が賛成したのだろうか

できるときに誰かがやるのでは
誰もやらないから、強制的に当てられてしまうことに落ち着いたのだろうが
これで、ずっと続いてることもすごいと思う。


それに
会合の通知もほとんど突発的で
前もって知らせてくれず予定が立たない

せめて昼に集まるべきときは
1ヶ月くらい前に通知をもらわないと予定が作りにくいのだが
それも無く
今までも当たり前のように
こんなことが繰り返されていたのか

それもすごい。


役員については
今回が初めてではないが
この地区では初めてのこと。

前回の地区での役員のときでも
思い出したら
いろんな葛藤を超えて何とか切り抜いたもんだなーー


不本意なことでも
何とかこなして行かなければいかない
この使命感が
主婦を強くしていくのか。

元々
私を地区役員に仕立て上げるために
強制的な追い討ち攻撃してきた
○○さんの面影を思い出す

普段は穏やかな笑顔で優しいお母さんって感じなのに
こと役員のお話になると
龍のような目つきになって鋭くなるお方だ。

一山もふた山も乗り越えたような雄雄しさの印象に早変わり


「もう、今度こそ逃がさないわよ」


確かに、そんな感じだった