仙燐眼

昨日の日記にはいろいろコメントいただき
本当にありがとうございます。


いろいろ私なりに考え、またとても意義のあるコメントいただき
感謝しております。


私が思い出したのは

幼稚園から小学校に上がる直前の春休みに
すぐ近所のそれまでとっても仲良しだった女の子と大喧嘩をしたことです。

きっかけはなんだったのか
どうしても思い出せない。

でも、相手がなんか先に叩いてきたような気がする

そのうちに
お互いに足で蹴りあい
ボコボコに殴り合い
泣きながらもすごい大喧嘩で
鼻水だか涙だか分からないほどの状態で
当時の私はかなりの短髪で（後ろはカリアゲでした♪）
相手は長い黒髪だったので
ありったけの力で髪の毛を引っ張って
勝利に至った、という思い出です。

お互いの家をはさんだ道の路上だったのに
なかなか親が出てこなく
最終戦が終わるまでに気付かれず、
私が大勝利を収めた後に
相手が大泣きしていたところを
近所の伯父さんが駆けつけてなだめたという経緯でした。


このケンカ以来・・・
相手の家庭とは断絶となってしまい
その後二度と一緒に遊ぶことはなかったので
子供心に

妙な哀愁を今でも覚えてる・・

相手の髪の毛を引っ張っていたその感触すら
記憶に新しいままで
40代に至ってる次第です・・・


その頃の年齢のケンカなど
力加減としては大したことなかったと思うが

それでも
私の足は寝転んでプロレス状態にからんでいた時に
傷ついた血だらけの足が
その後もしばらく痛んでいたし
相手も顔にアザが出来ていたのをすれ違いに見つけたりして

それでも
私のそのときの経験が、人の痛みを知る大きな宝だったと思う


それがあったからこそ
力の加減や
言葉の加減を学んだように思うし

力で牛耳れば
相手はどんな痛手を負うか
それにより
自分もどんな心の傷を負うか

そういう事を学んだような気がする



先日、テレビで石原慎太郎氏が出て
最近のテレビやゲーム、映像等について意見をしていたが、
「ロッキー」のような映画もしかり・・
経験もないのに
映像で
ヘビー級のボクシングであんだけボコボコに殴られれば
普通なら相手が死んでしまうのに
起死回生の如く
巻き返しの奮起で主役が最終的に勝利を収める姿。

それがいい映画だなんてもてはやされ
現実にはあんな事ありえないのに・・

あんな映画とかがあるから
人を殴っても早々死なない、なんて見方が定着してしまう・・

本当のケンカを知らないから
あれがいい映画だ、なんて批評できるんだ。


と、いつもながら辛口の意見デシタ。


イジメがエスカレートするのもあんな映画のせい・・
とは一方的な感じがするが
そういう背景の一部には十分な役割になってる


しかるべきときに勝ち負けの経験をしていくことで
子供は自然と学び取るのだと

それらを奪い
守り、守られる環境で育ち

そして
突然に

一人で自分を守っていかねばならない事態が来る

大人になってから
本当に守っていかねばならないものを見落として
くだらない事にしがみついて
いつの間にか
全て守れなかった、
という事態にならないように出来るのかしら？

多分、選択すら出来ないような気がする

守り通すものが一つあれば
後は全部捨ててしまってもいい


明るい子で居て欲しい

優しい子で居て欲しい

・・大概の親は自分の子にこんな風に望みながらも
塾へ行かせ
学校の成績を気にしている


先日電車に乗っていたら
学ランを着ていた小学校低学年の坊やが座席のど真ん中に
座り口を開けて熟睡していた子がいたけど
あまりにオツカレのようで
誰も語りかけず
シランプリ・・でした

もう少しはじに寄ってくれればあと一人は余裕で座れるのに・・
始発で乗ってきたのか
よっぽど空いていたときに乗り込んだのだろうな。

しかし、今は人がいっぱいでつり革につかまる老人もいるほど。。

誰も話しかけないし
起こそうともしない。


昼間から酔っ払いだった私はとうとうこのクソガキを
たたき起こしてやろうかと思ったら
秋葉で乗り込んだおばさんが駆け寄り
坊やの座る隣のはじにお尻の先から・・

クイクイッ・・・とオケツを押し込み座りこんでしまった。

そして
「シメタ」とばかりにニヤニヤしていました。

おーーー。
サスガに昭和時代・戦後から厳しい高度成長期を生き抜いてきたおばさん魂

このオバサンも
タイマン張ったら結構強いのかもしれない・・

ヤラレタ・と思った瞬間でした★