仙燐眼

98年に転げ落ちる転機を受け入れた姉歯氏

証人喚問に出席された、注目の黒幕主人公が素顔を見せた

　『弱い自分がいた』

こう白状した彼は、病気がちの妻を抱え子供を支えながら
住宅ローンを払うのが精一杯の生活であった苦難に満ちた私生活を
露呈させたような感じだ。


人情主義の日本人気質で判断すると
彼を許してあげたくなってしまうのが
普通の心情なのかもしれない。


しかし、、、占いって、なんでこんなに如実にデータが出るのでしょう
と思ってしまった今日でした。

内面は財・官・印並びの良い命です。

性格的に温厚、頭脳明晰、主導権もあり
人間的に充実した性格の方なので、
やはり家庭的で優しく良いお父さんだったでしょう。

しかし、四柱推命は外見を見る柱のほうが大事で
社会的な地位や総合的な運の判断になるのが
この方は財の２並びで
社交的な面はありますが、女性的で気が弱く
人に押されると流される傾向あり、
また、柱を支える支も全てその弱さを補強する支ではなく
更に脆さを加えたり、
更に剋したりしています。

本人の個性が強かったり
命式自体に制御があれば底力を見せることが出来たのでしょうが

全く制御なく
地道さがなんとか支えていた、って感じでしょう。

こういう天干が弱い人の場合は
個性の強さや本人自身のもって生まれた頑固一徹の意志があったほうが
逆境に対抗できるのでしょうね。


大運が1997年に変わりました。
そしてその翌年の98年に事件の発端に着手してしまったのです。

その年は劫財・正官の沐浴２並びでした。

仕事に傷がつく年

そして沐浴は荒れる、という意味


運命の転機は誰でも公平にやってくるのですが
明らかに悪いときは、波に逆らわないで
公正な行いをして、待つこと。

もし彼が木村建設から指示されていた偽造工作を断っていたら
やはり職を失うほどの困窮に瀕していたでしょう。

でも、2005年のこの「倒食」の精神的な追い込みの運気のときに
ここまでの事態を招くことは免れていたでしょうね。

失楽するときはどうあっても、免れません。

ただ、どうのような失楽になるかを決定付けるかは
自分なのです。

目の前の後退を止めることは出来ないけど
差を縮めることは出来ように

オールを持っていても川の流れと反対には向かってはいけない

それなら、オールを手放して
ただ、流されるだけのが無抵抗に生きていけるんだと思う。


私は、彼はこの春まで持ち続ければ
何とか生き返ると思う。

来年は当然の如くお金の出は激しいですが
その翌年から落ち着いた日々が取り戻せると判断している
（金銭代償で免れるという事かな）


それにしても、この問題、木村建設やヒューザーも関わり
まだ追跡が山積みのようで・・
実際の消費者たちの権利補償について、どこまで追ったらいいのか
それを考えると大変です・・

これだけ毎日報道され
裁判の素早さなどからして
やはり税金投入の策が根底にあるからでしょう・・

私は、この問題で一番注目するのが
昨今の住宅状況でしょうね。

なぜ、今になってこのように発覚したのでしょう。

発覚させられた、力がどこかに存在してるとしか思えないです。

真実に必要な事って、マイホームを持つことではなく
もっと違うところにあるって気付かせようという力があるのでは。

これを覆すには
日本人全員が同じ意見を持っていかないと
叶わないでしょうが

大きな未来観をもっと変えていかなければならない。

箱ものばかり作ろうとする役人たち

家族持ったらマイホームを願う個人たち


それが、一番危ういという事のような気がしてならない。