もうひとりの父
主人の父は 私の実家の父とは 親友同士で ほんとに 仲がよかったもんやから実家の父の死は かなり ショックが大きいみたいです。同じ時期に 肺炎で入院して 主人の父の方が 少し早く 一時期退院してました。けれど また 少し 具合が悪くなって 今 また 入院しています。なんとなく 実家の父と 似ているところがあって すること 言うことがよくにてはるんです。「もう わしゃ 家に帰るねん。」「パパは出張でいはらへんから お迎えはきてもらえへんよ・・・。どうして帰ろうと思てはるんですか~?」「そりゃな・・・。タクシーで しゃ~っと帰ったらええんや」「それ・・・・。実家の父も言うてました・・・」(苦笑)次に 行ったら 主人の父は 上下さかさまに 枕を置いて寝てはりました。「おとうさん・・・。なんで 反対に寝てはるんですか? 顔が見えへんし誰かわからへんかった。。。」「わしゃな・・・。世間に背を向けて 生きとりますねん・・・」「それ・・・。実家の父も同じ事して 同じ事 言うてました・・・」(苦笑)少し違うところは 「○○はん うるか を 買うてきてくれへんか?」「うるか???」「やっぱり 知らんかぁ・・・。酒の肴でな・・・ 鮎のお腹のとこの塩漬けや・・・」「さすがに おとうさん うちの父は お酒 よ~ 飲まへんかったし それはなかったです。(笑)」こういう やりとりをしていると まだ 実家の父がいるような錯覚を時々起こします。ひょっとしたら 主人の父は 私が父を亡くしてから 元気がないので 同じような事を言うて 気づこうて くれてはるんかな~と思たり・・・。最近 「あいつが 呼んどるから わしゃ も~ あっちに 逝く・・・」とか そんな事を ぼそっと 言わはるので「まだ 父は 呼んでしません がんばって 生きてください。」と頼むのですが。。。。「うるか」が見つかったら 少しは元気になってくれはるかなと思って ここ何日か「うるか」を探していましたがミントさんから 錦市場にないですか?とヒントをもらったので買いに行ってきました。台風接近中で 大雨でしたが 父はとっても喜んで くれはったので 届けに行った甲斐がありました。今度 一時退院の許可がでたので そのときに 鮎の塩焼きにそれをのせて食べるんやとうれしそうに言うてはりました。これで 少しは 元気を出して くれはるといいんですけれどね。。。。