【DIY】JANOME コンピュータミシン メモリア5002
今回の修理は、「ジャノメ コンピュータミシン メモリア5002(1980年発売)」だ。妻が嫁入り道具で持参したミシンだが、買ってもらったのは中学生の時と言うビンテージなミシンだ。 [ジャノメ コンピュータミシン メモリア5002(1980年発売)] 30年以上も昔のミシンだが、現在も子供の雑巾縫いや内職にと活躍している現役マシンだ。当時としては画期的なコンピュータ(マイコン)搭載ミシンで、ほとんどの設定を自動で行ってくれる最先端の高級家庭用ミシンだったようだ。 価格も188,000円とかなり高価だった。 ■主な故障と原因故障なし。多量の埃蓄積 → 分解清掃 ■修理作業 現状、故障箇所はないが、目視で内部に蓄積している埃が多いこと、30年以上経過していることを理由に分解清掃した。ミシンの分解は始めての経験だ。 外装の分解自体は至って簡単な作業。コンピュータミシン宜しく、ビンテージなマイコン&ICが現れる。もはや入手は不可能なものだ。 多量の埃も塊となって可動部の隙間に溜まっている。特にボビンケース周りには、大量にある。 写真には写っていないが、駆動はタイミングベルトとプーリーだった。ベルトにも劣化はほとんどない。 針の上下などは、フォトセンサを使用して検出していた。電気的調整用の半固定抵抗がある。現状は特に調整の必要はなし。 内部全体の埃を除去し、注油して完了。 ねじを締め付けて可動部を固定するとき、回転軸に重さがかかっていると、機械的摩擦が大きくなってしまい、ミシンの動作音が大きくなった。再度注意を払いねじを締め付け、メンテナンスを完了した。 機械類には、定期的メンテナンスは必須だが、より細部のメカはちょっと手が出せなさそうだ。やはりメカが緻密・複雑にできている。 調べると、30年以上も昔のミシンだが、オーバーホール済みの同型機は、現在でも2万円前後で中古販売されている。機械とはこうありたいものだ。