【機器修理】KENWOOD MDX-J3 MDラジカセ
今回の修理は、「KENWOOD MDX-J3 MDラジカセ(発売日:2001年10月)」。過去にも紹介した一台だ。 株式会社ケンウッドは、日本ビクター株式会社と経営統合し、現在では、株式会社JVCケンウッドとなっている。なお、「ケンウッド(KENWOOD)」の名称は、同社の商品ブランドの一つとして位置づけられるに至っている(出典)。[KENWOOD MDX-J3] ■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップ及びCDメカの劣化TAPEの早送り・巻戻し不可 → ゴムベルト劣化操作ボタンの大半が誤動作する → 押下式スイッチの劣化電気二重層コンデンサの劣化■修理 不具合症状の再現確認の後、分解を開始。 本体でのボタン操作が困難なため、まずは押下式スイッチを全交換した。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-213C」。プラスチック製歯車にも素材劣化が確認されたため、CDトラバースメカごと交換(KSM-213CDM(写真左)→KSM-213CDP(写真右))した。同シャーシ仕様が若干異なるが、設置上・使用上の問題はない。 TAPEはゴムベルト2本のうち、1本が劣化。 これをバンコード(赤色)で自製したベルトで交換して回復。 主基板のハンダ付劣化部を補修。 劣化した電気二重層コンデンサを交換。 その他にも多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆