【機器修理】SONY CMT-M333NT MDミニコンポ
今回の修理は、「SONY CMT-M333NT MDミニコンポ(発売日:2002/11/21)」だ。 MD録音機器とパソコン間の音楽転送規格である「NetMD」に対応。専用アプリ「SONY SonicStage」をパソコンにインストールして使用する。また、新開発の「ATRAC/ATRAC3 DSP TYPE-S」を搭載し、従来のSPモード録音(TYPE-R)だけでなく、LPモード録音での高音質化を実現している。 [SONY ソニー CMT-M333NT(本体:HCD-M333、リモコン:RM-SM100W)] ■主な不具合症状と原因カセットテープの早送りと巻戻しができな → ゴムベルトの劣化MDのディスクが排出できない → ゴムベルトの劣化■修理 TAPEメカは、本体上面に設置されている。 粉塵の侵入があるので、同メカを清掃。 この年代になるとTAPE系の部品単位の供給は無く、「TAPEデッキメカ一式」とブロック単位の組品での供給しかなくなっている。 早送り・巻戻し用のゴムベルトを代替品で交換し、回復を確認。 MDメカを分解して残留していたディスクを取り出し、清掃。 MDローディング用のゴムベルトを代用品で交換し、回復を確認。 MD光ピックアップは「KMS-260E」、ATRAC ICは「SONY CXD2662R」が使用されていた。 各電子基板のハンダ付部の多数に劣化を確認したため、これをすべて補修。 CD光ピックアップ(CDP)は「SONY A-MAX.3」 だが、単品での部品供給がなく、これを含むCDベースユニットでの提供であったため、その型式の「BU-30」と称される場合が多い。既にメーカーからの部品供給は停止している。 因みにCDP故障よりも、BU-30の歯車破損による故障の方が多い。 その他にも多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆