【機器修理】Victor UX-E1 CD/カセットミニコンポ
今回の修理は、「Victor UX-E1 CD/カセットミニコンポ(発売日:1995/8/21)」だ。 小型でキュービックなユニット筐体とツインドライブウーハースピーカーが特徴の一台だ。また、小型・薄型・軽量・高効率・極低ノイズ等が特徴のRコアトランスを電源部に採用、高出力もサポート、高音質をうたっており、同シリーズのコンセプトとなっている。 同シリーズは、部屋に設置しておくだけでもインテリアとしてその存在が様になる。今日(2018年)にあっては、新たに入手し難い質感・品質である。[ビクターUX-E1 CD/カセットミニコンポ。スピーカーの設置が(メーカー指定の)左右逆である。][CD/チューナーユニット:UX-RLE1、カセットユニット:UX-RAE1、スピーカー:UX-B1014、リモコン:RM-RXUE1] 同シリーズの後続に「UX-E3」「UX-MD1」がある。■主な不具合症状と原因カセットテープの早送りと巻戻しができな → ゴムベルトの劣化MDのディスクが排出できない → ゴムベルトの劣化■修理 TAPEメカは、本体上面に設置されている。 下記写真の左側はカセットTAPEブロック、右側はRトランスコア(「VTP09D2-12J」のラベルが貼付)だ。 TAPE不動の原因は、ゴムベルト2本の経年劣化(軟化・破断)だ。 同TAPEメカを分解する。 同ゴムベルトの走行経路を採寸。バンコードで代替品を製作し、これらを交換してTAPEの回復を確認。 続いてCD/チューナーユニットを分解。 CD光ピックアップは「Victor(JCV) OPITMA-6S」。CDレンズやCDトラバースメカをオーバーホールしてCDの回復を確認。 ハンダ付部の補修やその他多数の修理・調整を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆