カテゴリ:音響機器修理
今回の修理は、「SONY CMT-M3 MDミニコンポ(発売日:2005/10/21)」だ。 この年代、もはやソニーでさえ音響的な差別化が困難な時代で、視覚的な511色カラーウインドウを特徴とせざるを得なくなっていた。消費者の大半が低価格を優先して久しく、本機種もOPEN価格設定ながら、標準小売価格が2.5万円となっており、販売末期には1.5万円前後であったようだ。メーカーとしても低価格を優先し、無難な仕上がりと薄利に甘んじざるを得ない時代の一機種と言える。
それでも、昨今電気店に僅かに並ぶ同類の音響機器よりは、音質が良いと感じる。 [SONY CMT-M3 MDミニコンポ(本体:HCD-M3、スピーカー:SS-CM3、リモコン:RM-SM3)] ■主な不具合症状と原因
電源投入と同時に「本体のMDボタンが点滅」し、以後の操作・点検ができない。同症状から出力系または電源系ICの故障と推定。双方ともに入手困難なICがあることから、同IC搭載基板を交換するのが適切と判断。中古の同基板を入手・交換し、回復を確認した。 次いで操作ボタンに誤動作を確認。点検もままならないため、操作スイッチを全交換。 電気二重層コンデンサ2個の性能劣化を確認。これらも交換。 大量のハンダ付劣化の補修やその他多数の修理・調整を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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