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テーマ:■図書館で借りた本■(597)
カテゴリ:ぼくの悪い趣味。
子どもにスポーツをさせるな TBSラジオ「キラキラ」の月曜担当、スポーツライター (最近はスーパーノンフィクション作家?)の小林信也氏が警告書として書いた本。 読んでみると、なるほどなぁ、と思ってしまった。 僕の従兄妹は、それぞれ子供に少年野球をやらせている。 「健全な精神は健全な肉体に宿る」ということわざの昔ふう解釈なんだろうけど、 栃木の田舎でワイワイ楽しくやっているようなので、これは心配していない。 去年の3月、彼らが東京に遠征して、品川区のチームと試合をした時、 相手チーム側の大人たちは、まさにこの本に書かれているとおりのことをしていた。 子供への過大な期待、うまくやった時にほめるより、失敗した時に責めるほうが多い、 試合中の子供を叱咤する… これじゃ子供が試合に集中できるわけもなく、従兄妹の息子がいるチームが勝った。 マナーを守れと厳しく言って、自分は守らない大人たちのくだりでは、 これはスポーツだけじゃなくて、日常生活にも当てはまると痛感した。 どんなに欲望が強くても、他人の子でも、大人は子供の手本となって 言動と行動を一致させなければ、子供がついてくるはずがない。 スポーツ先週に依存症が多い、というくだりは正直悲しくなった。 健全な肉体の中で、蝕まれている精神。 スポーツの前に、まず倫理教育だろう。 親の勢いだけでスポーツをしている子供たちは本当に不幸だな、と、 この本を読んで思った。 従兄妹の子供たちに会ったら、徹頭徹尾彼らが楽しめるようにサービスしてあげよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.28 12:50:40
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