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昔からフルートを吹いてみたいと
漠然と考えていた。 仕事をしていたので中々時間がとれず 吹くチャンスに恵まれなかった。 引っ越して時間ができ、衝動買いで買った安物のフルートを吹き始めたのがちょうど2年前の秋。 最初は息の音ばかり目立ち、音らしい音ががぜんぜん出せなかった。 息も続かず、酸欠でフラフラしていた。 音がイメージできないので 車を3時間も走らせシアトルまでCDを買いに行った。 特に有名なフルーティストを知ってたわけでもなかったので 作業はまるで干し草の山で針を探すかのごとくだったが、 とりあえずCD売り場の中から2枚組みのCDを1枚買って帰った。 これが James Galway との出会い。 今になって思えば、何気なく選んだ1枚がGalwayだったなんて強運としか言いようがない。 実は干草の山の中から私はダイヤモンドを見つけていた。 CDを買った当時はGalwayのビブラートの美しさしか気がつかなかった。 少しは音も出せるようになった今、改めてこのCDを聞いてみた。そして、その凄さを再発見している。 日ごろ練習していて特に難しいのが高音部を弱く吹くところ。(ピアニッシモ と言い、息を弱くコントロールしながらしっかり音を出さないといけない) ゴールウェイはこの弱く吹く所も実に美しい音を響かせている。もちろん指回しも、想像を絶するくらい凄い。 これ本当に人間が吹いてるの?というくらい。 最近特に気に入ってるのは 2枚組みの中の1曲 Concertino (C.Chaminade 作) 一生かけても私には吹けそうにない。 この『CD』という丸い円盤でなく Galwayの音の美しさが私の耳の奥でなり続ける宝物なのである。 チャンスがあったら是非生演奏を聞いてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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