～Anabatica 風に乗って～

もし、あなたが愛する人と結婚して
その人がなんの前ぶれも無く
突然心停止により倒れて
その後重度の脳障害で植物人間になってしまったら、、、

あなたならどうしますか？

テリー・シャイボ ４１歳
今、アメリカで彼女の生と死が
大変注目されています。

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＜3/30　（水）チューブを抜かれて12日経過＞

毎日、ニュースでテリーの名を聞く。
一番驚いているのはテリー本人であろう。
こんなに有名人になるとは思ってなかったでしょうね。
彼女の一生は多くの人に「リビングウィル・遺書」の大切さを
教えてくれた。
我が家も夫とお互いこういう状況になったらどうするか
話し合った。


テリー、あなたは今、自分が生きてるかどうかも
ひょっとしたらわからないのよね。
どうかあなたに残された日々が
あなたにとって平和なものでありますように。

◆　米連邦高裁　両親によるチューブ再注入請求を却下　◆



＜3/28　（月）＞
両親が、
「娘は自分の意思で生きようとしている。
そして必死に戦っている」と、
政府機関に娘の命を救ってくれるよう懇願する。

夫の判断と裁判所の命令によりこんな形で衰弱し
目の前で死に追いやられる娘を見る親の
その心中は計り知れない。

テレビ中継を見る側にしてもとても辛く悲しい。


＜3/27 （日）＞
チューブが抜かれて１０日が経過し、脱水症状が見られるそう。
医者によれば、患者は、苦痛、空腹感や喉の渇きを
感じることはないとのこと、、、
本当かなぁ、、、？


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テリーの脳は20％しか機能しておらず、

自分で呼吸できて
目を開けて表情を変えたとしても
それは身体の反射神経によるもので
意思とまったく関係ないところで動き、

咀嚼することも飲み込むことも出来ない為
お腹に取り付けられたチューブから水分や栄養を補給し、

こんな状態を１５年続けてきた。

植物人間でも生を望む両親。
尊厳死を望む夫。

両者の争いは裁判まで発展し、
その結果、チューブを外したり元に戻したりを繰り返す。

今また裁判所命令によりチューブが外され
米国全土がチューブを戻すのか、そのまま死なせてあげるのか
大きく揺れている。