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カテゴリ:にっぽん
最近よく新聞で小学校の英語の授業を必須にするかなど目にする。
私自身英語と長い間付き合って来たので気になってしょうがないのです。 そしていつも思う事が、小学校での英語教育、一体何を目指しているのだろうか。 金沢市の特区認定された全小学校では 中学校の内容を6年生で前倒しして教えているそうだ。 そして目標のひとつが英語検定合格だそうだ。 この目標では私は英語教育は失敗するのではと心配してしまう。 実際小学校で英語教育を受けた子供達の中学入学時のアンケートでは 既に英語嫌いになっている子の数が目立っていると今朝の朝刊に書いてある。 英語が好きな子供にとってはいい目標と思うが小学生全員に課すのは気の毒。 6年生の息子の友達が家に遊びに来ている様子を見ていると この子達が英語検定、、うーん、どうだろう。 子供が楽しく英語と接する事が出来るようにもっと工夫して欲しいなぁ! そこで再度。 何故英語を教える必要があるのか。 国際人として他の国の人々とコミュニケーションが図れる人材を育成する事が目的なら 子供の時期に最も習得効果が高いヒアリングやスピーキングに 力を入れた方がいいのではないか。 どんなに文章が読めても、書けても、相手の言っている事が聞き取れず、 また意志を表現ができなければコミュニケーションはとれない。 もうこれはアメリカに行って一番苦労したことです。 現地での英語のスピード、発音が残念だけど日本の学校で習ったのと違うんですから。 実際にアメリカに行って、全く話せなかった息子が話せるようになるまでを考えると 小学生のうちは「音」に接する程度でいいのではないだろうか。 歌、或いは英語圏の子供達の学校や家庭生活の様子などを収めた短いビデオを 繰り返し見ながら映像と音で英語に触れるというのはどうだろう。 暗記する、、そういうことでは子供たちは嫌になってしまうと思う。 この時期の子供たちに文法なんて絶対入れないで欲しい! 必須にするのなら英語検定や試験でその子の到達度を測るのではなく 英語とどれだけ接する事が出来たかで測ってあげて欲しい。 例えばビデオで見たアメリカの小学校の様子をどう思ったか作文にして それを成績に取り入れるなど工夫して欲しい。 その子なりの考えがあれば○。文化を知ることも重要な要素です! 忘れてならないのは「日本人」教育。 国際人になるためにはまず日本のことをよく知る必要があります。 日本人としての教育をしっかりやった上での英語教育だと思います。 じゃないと、、、外国へ出て行った場合、日本のことよく聞かれます。 場合よっては政治や歴史に及ぶ場合もあります。 恥かきたくないですよね! え、あなた日本人なんでしょ!知らないの?って、、、、<(_ _)>←経験者 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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