～Anabatica 風に乗って～

空港から家に向かう帰りのタクシーのおじさんの話。

おじさんのお姉さんがアメリカ人と結婚してアリゾナに住んでいるそうな。
子供にも恵まれ、孫までいるらしい。

そのおじさんが、、
「姉がついていながら旦那と子供たちにどうして日本語を教えてくれなかったのか。
　日本語を話してくれればもっとお互い理解しあえたのに残念だ。」

と言った。

へとへとに疲れていて議論もしたくなかったので、
「そうですよねー」と言ったが、、、
内心、人間ってなんて勝手なんだろうと思った。

アメリカ人がアメリカで暮らして日本語を勉強するのがどれだけ大変か。
それは日本人が日本で英語を学ぶよりも遥かに大変。
日本語の番組が放送されているわけでもないし、
学校だって全ての学校で日本語を教えてませんもの。
話しがしたいと思うなら、おじさんがなぜ英語を勉強されなかったのでしょう？

家族に１人日本人がいるから家族全員に日本語を教えられるなんて
そんな簡単なものじゃないと私は自分の息子を見て思います。
アメリカで日本語を話す親二人いながら息子は簡単に日本語を忘れていきましたから！

日頃の会話も、、きっとこんな風に人間って自分の尺度で
話しがちなのでしょうね、、、

こうやって色々考えると、、だんだん自分がわからなくなってしまう。。。
最近、特にそう感じる事が多い、、