カテゴリ:眠らない大陸 クロノス
剣圧だけでボクの身体を350メートルも飛ばした、
超強い天使コスプレの同人女2人組に襲われて、 ボクは只今、モントアヌス神殿にて超ピンチなのです。 などと前回の回想説明をしている場合ではありません。 同人女どもはどんどんボクに近づいてきます。 がくがく手足を震わせながら、大慌てでふんどしの中を探りました。 「なななな・・・なんかないか、なんかないか・・・」 同人女の片割れがすぐ目の前まで来たそのとき、 ふんどしの中で確かな手応えを感じました。 もうなんでもいいからだしちゃえ、あ~らよっと。 同人女2人組の動きがはたと止まりました。 ボクと同人女の間に、 ふんどしから出てきた知性溢れる感じの背の高い男が立っています。 同人女の一人が叫びました。 「どいておにいちゃん、そいつ殺せない!」 なにがなにやらさっぱり分かりませんが、 この男のおかげでどうやら命拾いしたようです。 今のうちにともう一度ふんどしの中を探り、 ゲートスクロールにて速攻で砂漠の中の町へ帰りました。 火事により灰と化したはずの町並みも、 いつの間にかすっかり修復されているようです。 つくづくもって、人間とは。 タフでしたたかで実に強いものなのだなあと感心しきりであります。 よかったよかった。 いやよくありません。 まだボクは無実の罪で指名手配されているに違いないからです。 即マエルのおじいさんにクレームをつけに行きました。 「ボクは安全な場所へ高飛びしたいんだよ。 モントアヌス神殿は超危険だし危ない。 危なすぎ。 だから今度は絶対安全な場所をお勧めしてください」 マエルのおじいさんはぺっと唾を地面に一吐きすると、 どーんとボクに人差し指を突き出しました。 同時にボクは気を失ってしまったのです。 ・・・・・・・・・・。 気が付くと、ここはどこかの洞窟です。 遠くからおかしな笑い声や叫び声が聞こえてきます。 人影がちらほらと遠くにみえました。 よく目を凝らしてみると、 頭と腹の両方に顔がある怪物が笑ったり叫んだり泣いたりしているのです。 お話は、夢と希望に満ち満ちた明日へと続きます。 続かなくていいような気も致しますが お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/08 05:32:04 PM
コメント(0) | コメントを書く
[眠らない大陸 クロノス] カテゴリの最新記事
|
|