今、読んでる本。韓国の古代と西アジアと。。
こんにちは。今日は雨の日曜日です。 お休みなので のんびり家で過ごしてます。ここ最近も 同じように いつものような日常生活を送ってます。幸せなことですね。毎日の生活の中で 大きな変化はないけれど ちいさいけれど自分に新鮮な変化を与えてくれるのは新しい知識だったり 音楽だったり 食事やおやつだったり。今読んでる本も 時間が空いたときに ページを数枚 めくるだけで そんなにたくさん読み進めてはいないのですが 本の中のないように触れるたびに別の時代にワープするみたいで新鮮な気持ちです。読書は こんな風に 気分転換とか 視点の転換とか 違う世界を感じる楽しみを同じ場所にいながらできるのか。。と 当たり前のことですが 今さら その活字を目で追うことで 違う世界観を感じられる贅沢を感じてます。そして 今読んでるのは 韓国語のこの本です。前回、日本の古代とイスラエル関連の本を読んでて そうしたら 家にも偶然、韓国の著者が書いた古代韓国とイスラエルの本があって それを読んでるところです。題名は「한국과 이스라엘 역사의 비밀」英語のタイトルは Korea and Israel, the Secret of Histryまだ 全部を読んでいないけれど 興味深い内容で あれこれ 頭をいろんなことが巡ってて。どんな内容か、というと 韓国の古代史をなぞりながら 現在の韓国という国が形作られるにあたってどんな文化の影響を受けてきたのか?というのを この著者なりに分析していくのですが この方は言語の部分でいろいろ探ってます。現代の韓国語といわれてる言語の元は 統一新羅時代のものが母体となっている という見方で古代の百済、高句麗、カヤ などの国の言語にどれだけ 影響を与えて これらの言語を同化させていって今にいたるか?というような部分をたどっていくのですが古代の朝鮮半島の国々の間でも多少の言語の違いや文化や風習の違いがあって それが 現在の地方の方言だったり伝統芸能だったりに 足跡や面影を残してたりするのではないか、と。そこで この著者は かつて新羅の都があった慶尚北道の地域の方言に着目してみたり新羅時代からの伝統芸能である처용무(チョヨンム・處容舞)に着目してみたり。新羅の建国からの王の名前に着目してみたり。チョヨンムはユネスコ世界文化遺産にも登録されている お面を被って踊る仮面劇。で、そのお面の顔がアジア人ではなくて どちらかというと 異国的(中東系?)なのですごく不思議で興味がありました。舞踊劇の内容は疫病を追い払うという内容のパフォーマンスなんだそう。韓国の国立国学院のオフィシャルブログにチョヨンムの記事と写真ありました。王様の名前も 漢字表記名だけに その意味は読み取れないけれど 音としては現代の今だからなのか韓国語っぽく 聞こえないし、それは 日本の古代の建国神話に出てくる神様の名前にも言えて どこか 異国的な感じで・・ 古代の日本と朝鮮半島や そのまた隣の 中国や中央アジアの国々の歴史や文化の流れなど 思うと とても とても 広大な文化圏をロマンを感じます。この本の 表紙の写真がね、王冠なんです。新羅の王冠、みるの好きです。細かい飾りの部分まで じーっと 見てると すごい繊細で 金の粒が玉になってて それを繋げる金のネジってある鎖の部分とか。。こんなデザイン、きらきらしてて ゆらゆら揺れてる耳飾の部分とか すごく素敵。見入ってしまいます。隣に写ってる王冠の写真は イスラエルの死海写本が発見された場所の近くの洞窟で発見された王冠。こういうの 見てると どんな時代も 人が作るもの、人が心に描いたデザインを形にする作業は時間を越えて 何かを伝えるのかな・・って 。そのものを まじまじと 見てても 飽きないです。