薬の情報 ・ タミフル (インフルエンザ)
【内服薬】2 追記[タミフル]呼吸器系の薬・リン酸オセルタミビルカプセルA型,B型インフルエンザ感染症治療薬(働き)呼吸気道の粘膜細胞の中に取り込まれたインフルエンザウイルスは,細胞内で複製されて増殖し,細胞から遊離され,またそれらはほかの細胞に取り込まれて細胞内で複製されるというしくみで増殖を続け,インフルエンザ症状がひどくなります。この薬は細胞内のウイルスが細胞の外に遊離されるとき,ウイルスの表面タンパク(ノイラミニダーゼといいます)と特異的に結合して,その活性を抑え込んでしまうので,ウイルスは細胞内に閉じ込められて細胞の外に遊離できなくなり,ウイルスの増殖が阻止されてインフルエンザの改善が得られるのです。この薬はA型,B型インフルエンザのノイラミニダーゼに効くのでA型,B型インフルエンザに限って有効です。またその臨床効果は感染2日間以内の早期でないとよく効きませんし,当然のことながらほかの型のインフルエンザ,細菌感染症には効きません。また予防的な使用は推奨されていません。(適応)A型,B型インフルエンザ感染症(私の経験)感染後2日以内に服用すればインフルエンザ治療なりますが、遅くなるとよく効きませんのでインフルエンザかもしれないとおもったら早く医者に行くことをお勧めします他のインフルエンザ菌には効果がありません