命
13日の日記から続きます。で、その事件です。なんと、うちに猫が来ました。瀕死の猫が。初めての、人じゃない哺乳類が。といいますのも。。。友人宅の軒下で、1ヶ月ほど前、野良猫が5匹の子供を出産して、かわいいねぇ、とか悠長に言ってたのはいいんですけども、そのうちの1匹が、前から弱くて、ご飯もなかなかもらえてないみたいな状況だったんです。そしたら昨日、その猫が、動かなくなっていたのです。あぁ、死んだんだ。と思ったその家の人が、そのままではかわいそうなので、あとで埋めてやろうと思って家につれて入ったら、なんとかろうじて生きていたのです。で、その家にはもともと飼い猫が一匹いて、その猫の餌食になるといけないということで、急遽我が家にやってきたわけです。うちでは猫なんて飼ったことないし、そもそも哺乳類を飼ったことがなくて、世話の仕方もわからないし、とりあえず砂糖水をやれとのことだったのでなんとかやろうとするも、体は冷たいし、口もあけないし、ほとんど動かないしで、何とかほんの少し飲ませて、できるだけあったかくして、寝ました。朝、また砂糖水をやって、昨日よりかはなんとなく元気かなぁ?って感じではあったけど、やっぱり体温は低いし、どうしようもないということで、昼前に病院へ。診察の結果は、極度の脱水症状で、仮死状態。助かる見込みも、3割くらいだということでした。点滴をうってもらい、しばらく預かっていただくことに。獣医さんいわく、おそらくは未熟児なのだろうということでした。たとえ助かったとしても、弱いから病気にかかりやすいなどの問題は残るだろうとも言われました。さらに問題だったのは、飼える人がいないということ。うちは賃貸なので、動物は禁止になっているし・・・だったらこのまま安らかにということにもなったのですが、とりあえず5時までは様子を見ていただきました。そして、夕方に息を引き取りました。助かるのが幸せだったのか、死ぬのが幸せだったのか、それはわからないけど、やっぱり悲しいです。ほんの一晩世話をしただけなのに、思わず涙が出ました。小さい小さい命が、無くなってしまったんだと思うと・・・命の重さを感じました。短い命の最後のほんの少し、なんだかよくわからないけれど、人間に優しくしてもらえた。もしそう思ってくれていたなら、それだけで十分かな。天国で、幸せになってね。