カテゴリ:日常
1,2週間前から気になってたんでついに買ってきちゃいました、「王様の仕立て屋」。舞台であるナポリで腕を認められた日本人仕立て屋の織部が主人公というお話。舞い込んで来るトラブルや、難しい注文を、仕立て屋としての技術や知識で解決していくのです。
1巻を読み終わったところでは、あまりイタリアらしい描写もなくて、長い服飾文化のある国であればイギリスでもフランスでもよさそう……と思ったのですが、2巻、3巻と進んでいくとところどころに、イタリア色が見えてきます。(作者は連載開始前にはイタリアへ行ったことがなかったとか。連載開始にあたって取材旅行をされたのだそうです。) そしてたびたび出てくるキーワードが「エレガンテ」。 そう、どんなスーツであろうと、そのスーツもコーディネートも、エレガンテであることが第一条件であり、価値判断の基準なのです。風景や人物より、この「エレガンテ」であることを大切にするという側面にイタリアらしさを感じます。 ちょっと少女漫画チックな画風はあまり上手とはいえませんが、ストーリーは◎です。 王様の仕立て屋(3) サルト・フィニート ( 著者: 大河原遁 | 出版社: 集英社 ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2005 02:39:10 PM
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