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カテゴリ:本・記事より
すっかりご無沙汰でした
季節の変わり目で、孫ちゃんはRSウィルスに感染したようで 9月の最終週は私もバテました ゆっくり休めると良いのですが 日曜日は町内のお祭りの準備で会館のお掃除 昼前に終わり花屋でお花を買い 月命日なのでお墓へ 帰りに義母の施設に 主人曰く「最近元気がないと思わないか?」 私「そんなことないよ。話題がないだけよ」 施設の職員さんはとても良くしてくださり 食欲もあり、発熱もなく 私から見たら まだまだ元気に見える 何もしないとは言わないけれど 何処を見ているんだと言いたい 最近読んだ本 ネガティブ・ケイパビリティ 朝日新聞出版 帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)著 「負の力」が身につけば、人生はいきやすくなる。 読み進むと、面白さと奥深さに引き込まれました ポジティブな思考が大事な事は容易に理解できますが ネガティブな問題は深層心理にある問題です 人の脳には「分かろう」とする生き物としての方向性があります だから宙ぶらりんの状態を持ち、耐えることは容易でない 死生観、人生観は大きくこの能力に関係すると私も思う 本の内容は、 詩人キーツが言葉を見いだして、 第二次世界大戦に従事した精神科医ビオンによって再発見 私達の脳の傾向から 今の医学との関係から ネガティブ・ケイパビリティの奥深さ シェイクスピア・紫式部の書いたもの 今の教育から「寛容」な心。 興味深かったのは、希望する脳の働きと プラセボ効果の比較です 「病は気から」の意味が余りにもリアルで参考になりました これは精神科医の著者でしか見れない事かもしれません そして今の時代に言えることは 「寛容」の持つ意味です 寛容は大きな力は持ちません。しかし 寛容がないところでは、必ず物事を極端に走らせます この寛容を支えているのが、実はネガティブ・ケイパビリティ。 どうにも解決できない問題を宙ぶらりんのまま 何とか耐え続けていく力が寛容の火を絶やさずに守っている 不寛容の先にあるのは戦争 ネガティブ・ケイパビリティ答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書) [ 帚木蓬生 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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