|
テーマ:おすすめ映画(4067)
カテゴリ:映画・ドラマの感想
わたしたちは何度もすりむいて、自分だけにぴったりの ”靴” をみつける。人気絶頂、キャメロン・ディアス主演で贈る、等身大のラブ・ストーリー。キャメロンが女優としての新境地を開いた感動作。キャリア・ウーマンの姉と奔放な妹、まったく違うキャラの姉妹をキャメロンとトニ・コレットが好演。監督「L.A.コンフィデンシャル」「8mile」のカーティス・ハンソンと、脚本「エリン・ブロコビッチ」のスザンナ・グラントの豪華顔合わせ!! WOWWOWにて放映、HDに録画していたのをやっとこさ観ました。 容姿にめぐまれているけれど難読症のため自分に自信が持てぬまま、仕事も続かず自立とはほど遠い生活を送る妹キャメロン・デイアス。大学を卒業し弁護士としてキャリアを着々と築いているが容姿にはコンプレックスを持っていて、ストレス解消に着もしないドレスや高価な靴を買う姉トニ・コレット。 足して2で割ればちょうどいい姉妹。もちろん世の中そんな簡単に行く訳も無く、ちぐはぐであやうい姉妹はあることをきっかけに妹が姉のところに転がりこみ同居生活がはじまります。 妹は父親の家に同居してたのですが、酔っぱらって家に入ろうとすると義母がでてきて床に吐かれたらカーペットが汚れるなどまくしたてられて追い出され 姉妹関係どころか親子関係すらちぐはぐで不安定なのが伺えます。 文字を流暢に読めないのにTV番組のアシスタントのオーデイションに向かいカメラテストの前にもう合格した気分になりきってはしゃぎ、テストで失敗し落ち込む妹 この物事のつながりを一切考えていないような行動は当然生活にも反映し きちんと片付いていた姉の部屋は散らかり放題、姉秘蔵の靴や服も断りもなく身につけ、あげくに家に置いてあるお金をネコババするのに何の躊躇もない ”困ったちゃん”をキャメロン・デイアスが可愛く演じてます。 「マスク」でスクリーンデビューした時、なんで絶賛されたかちっともわからなかったのですが ブロンドジョークさながらの行動しても鼻につかないところが彼女の持ち味でしょうか 同性の私から見ても魅力的です。 対する姉は(原作によると)ブリストン大卒で弁護士としてしっかりキャリアを積むしっかりものの一方、容姿にコンプレックスを持っていて髪や服装も地味で(なのにクローゼットの中はイメルダ夫人さながらに豪華な靴と洋服が山のように入ってます)、恋愛に対してひどく臆病かつ自分を卑下するような思考に落ち入りがちです。 演ずるはトニ・コレット 名前だけじゃ分からなくて調べた所「シックス・センス」のハーレイ君のお母さんを演じてました。 余談なのですがこのシックス・センスでビデオみている途中で夫がネタに気づき (映画開始前に「観賞後ネタばらすな」と偉そうに語る監督が悪い←夫の弁解) 目を吊り上げた 記憶があります。(私は素直に観ていた) そんな状況でもハーレイ君の可愛さと 彼のお母さんの息子が異能者だと気がついていながら、異常現象に対しては怯えても 息子に対しては決して恐怖感をもたず愛情一杯な姿にいたく 感動しました。 その トニ・コレットが 自分の生活をかきみだしておまけに自分のボーイフレンドとベッド・インまでしてしまい喧嘩のあげく行方をくらましてしまう妹に対して 容姿のコンプレックスからの嫉妬も生活態度に対する落胆も怒りもすべてひっくるめて 家族として妹を心配し愛している姿をあますところなく表現しています。 凄いのは 眼鏡を外せばといったインスタント美人ではなく 新しい恋をみつけ、愛される喜びに浸るなか自分に自信をもって徐々に(ここがポイント)輝いていく姿を生き生きと演じています。 こんな二人をとりまとめる(?)のは 訳あって音信不通となっていた祖母 大御所シャーリー・マクレーンです。彼女はリタイアメントホーム (退職した人たちが住むマンションや地区) で暮らしていて、ご近所さんの世話もかいがいしく焼きますが その一方自分の事に関しては一線をひいて人に立ち入らせないようにしています。その彼女の所に ひょんなことから祖母の所在をしったキャメロンが転がりこみます。 姉妹の父親も含め、この祖母、姉妹ともに不安定な様子がうかがえますが つまるところそれは姉妹の母の存在らしく少しづつそれが明らかにされていきます。 "In Her Shoes" 背伸びしても他人の靴は他人のもの 自分を磨いて自分自身の靴をはこうという解釈もあるそうですが シュー・フィッター のいる 靴屋さんで靴買ったことない私は 最初は靴づれおこしても 履いているうちに自分になじんでくると解釈しようか 思案しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画・ドラマの感想] カテゴリの最新記事
|
|