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カテゴリ:本の感想 作家別-さ行
広域暴力団の大幹部が殺された。容疑者の一人は美しき男妾あがりの男・・・ それが十年ぶりに麻生の前に現れた山内の姿だった。事件を追う麻生は次第に暗い闇へと 堕ちていく。柴田ミステリの最高傑作、ついに文庫化!! 54・55冊目 はっきりいってフライング寸前ですが 今必死に上下巻読みまくってます。 除夜の鐘前に読み終わるのか~ ひたすらがんばります なので感想 バトン 年明けに、、、、 やっぱりぎりぎりであたふたする私 ~後記~ 絶対読み始めたら最後まで止まらない、い~や止めたくなくなると思って 時間をゆっくりとれる時期をねらっていましたが 結局大晦日から読み始めてやはり止めれなくて読み終わったのが元旦午前8時近く 本編のみで上巻641P 下巻555P さすがに短編2編は一回寝てから読みました。 柴田作品はこれまで 花咲慎一郎シリーズ3巻まで、村上緑子シリーズ2巻までと ”聖なる~”と関連ある作品しか読んでないのですが 花ちゃんの方はいいとして 緑子シリーズは読後が重いというか後味が悪すぎてひきずるので この作品も読後を心配してたのですが、、、 良かったです。 さして解決してるわけじゃないのに、、、、 話が実に綿密にねられているので とにかく物語として面白いです。 そしてミステリー部分もギュウギュウと詰まっていて 謎だらけでありながら糸口がそこここに見えるようで目が離せず、 なおかつ”冤罪”という重いテーマがあり、 性別を問わない愛憎劇も決してお飾りじゃなく作品の中核にある。 人の弱さ、ずるさ、強さ、潔さ、なにかを違えたら自分にもふりかかるであろう悲劇。 正直読んでいる最中はひたすら面白いから読み続け 読み終わった時は 「う~ん ちまたで騒がれるほど”すごい”って気がしないな~」と思ってちょっとうしろめたかったんですが(未読の方々、この作品はそれぐらい熱狂的ファンが一杯です) 感想をまとめようとすると どどどっと感情の波がおしよせてきました。 細かく書くととめどなく、そしてリンクしている上記作品をまた読み返したくなりました。 KIYO☆様から バトン いただいたので こちら もよろしく 上巻収録 Side Story 歩道 犯罪に巻き込まれる以前の 練がもうどこにでもいる気弱な学生 読んでいて泣きそうになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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