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カテゴリ:映画・ドラマの感想
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) アンディ・ラウとトニー・レオン主演によるハードボイルドアクション3部作の第1章。警察とマフィアそれぞれに潜入したふたりの男。自らの立場に苦悩するふたりはやがて対決の時を迎える。 BSで三夜連続三作一挙放映でしたのでしっかり録画して 一気に観ました。 一昨年に シリーズ第一作目と二作目は 連続で観ていて 第三作目はは少し間を置いて観てましたが 今回改めて見直して やはり傑作だなと しみじみ 今作のリメイクでアカデミー作品賞を受賞受賞した ディパーデッドの方はまだ観たことがないのですが オリジナルをしっかり把握しているリメイク版なら 作品賞受賞もうなづけるぐらい 本作は素晴らしいと思います。 一作目 最初観た時に驚いたのは作品の序盤で マフィアも警察も”潜入者”の存在に早々に気がつき 息もつかせぬ攻防戦が始まります。 観客のこちらが そんな早い段階でネタを披露していいの~と 焦るぐらいのスリリングで怒濤の展開が繰り広げられ 驚き、かつ切ないラストへと向かいます。 本当に脚本が素晴らしく 伏線が実にさりげなく しかしきちんとはりめぐされています。 今作は3回くらい観ていますが見飽きることがありません。 二人の主役 アンデイ・ラウ、トニー・レオンは もちろん魅力的で ラウはエリート警察官まっしぐらの現場でもデスクワークでも なんでもござれの切れる好漢を演じながら 麻薬取引など情報を流す瞬間など冷血な表情もかいまみせます。 対するレオンは10年に渡るマフィアへの潜入生活に疲れはて 流血沙汰を起こし続け精神科医のカウンセリングを受ける 日々の中 自身を苛んでいても自分が警官だという誇りを決して失わず それに縋るというよりそれを盾として日々の生活をおくる 姿が痛々しい。 そんな日々の中、 唯一、トニーの身分を知る上司のアンソニー・ウォンとの やりとりが文句をたれながらも 無骨で気遣いに満ちた空気に包まれていて 上司と部下の絆の深さが感じられ 後に起こるできごとに一層のやるせなさを増幅させます。 潜入捜査官と偽装警察官 対局にありながら おそらく心情を互いに最もくむことができたかもしれず なおかつ対立をしていかなければならない二人 冒頭のオーディオショップで二人が聞き入る 「失われた時間(被遺忘的時光)」(歌:蔡琴) の切ない調べにのって物語がすすみます。 ラウを囲む同僚、マフィアのボスと部下の面々、二人をそれぞれに愛する女性達と 脇役陣も素晴らしいのですが 彼らの本領は二作目で お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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