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テーマ:DVD映画鑑賞(14149)
カテゴリ:映画・ドラマの感想
高校のボクシングチャンピオン、テウクに愛娘を暴行されてしまった平凡なサラリーマン、ガピル。自身の無力さに絶望した彼は、ひょんな事から高校生スンソクと出会う。孤独な過去を背負ったスンソクと、「娘が殴られた分、俺の手で殴り返したい」と誓うガピルは、高校生の師匠と39歳サラリーマンの弟子という奇妙な師弟関係を結ぶ。そして過酷で非情な40日間の特訓の日々が始まった。すべてはガピルがテウクを倒し、家族のヒーローとなる日のために。そして胸を張って愛娘を迎えに行く日のために…。 金城一紀原作 2005年に公開された堤真一、岡田准一出演の”FLY, DADDY, FLY"の韓国のリメイク作品です。 "FLY~”が大好きで原作も読んでいたので、 韓国版も気になっていました。 韓流ドラマはからっきし見ないのにパッケージの岡田君が演じた スンソク役の役者さんの顔に見覚えがあるとおもったら 最近wowwowでやってた"王の男”の話題の イ・ジュンキでした。 やはり印象に残る顔立ちの役者さんです。 日本版がとても印象に残っているのでどうしても 比較してしまいましたが 観る前は わざわざ 韓国で撮ったのだから日本版より なにかしらもっと重い雰囲気がただようかとおもったのですが 娘の名誉を守ろうとする戦うサラリーマン、ガビルの特訓の 様子は日本版よりはるかにコミカルで 楽しい作品でした。 スンソクとガビル二人のやりとりは特訓に焦点がおかれ 話がすっきりしている反面、 パスとの競争時の乗客や運転手のエピソードの積み重ねが あっさりしすぎているのと スンソクの悪友達の集まりゾンビーズの存在が友人2人のみになったりと 脇役陣による 話のふくらみが小さくなった気もしました。 わりとあっさり味の原作のエッセンスを 忠実に引っ張りだしたのが韓国版で 原作に見え隠れする隠し味を 思いっきり濃厚にひきだしたのが日本版 かな? また FLY, DADDY, FLY (日本版)見たくなりました。 スンソク役の イ・ソンギュは立ち姿が実に美しく クライマックスのリングでたたずむ姿にはクラクラしました。 松田龍平の濃いエキセントリックさを除いて より研ぎすまされたイメージに思えました。 韓国のロボットヒーロー”チャンガ”の名を持つサラリーマンを 演じるイ・ムンシクはひたすら冴えなくお腹ポチャポチャの おじさん振りが笑いをよびながら親近感を湧かせました。 そして、聞いてもわからないので日本語吹き替えにすると スンソクをアテているのは石田彰さん~ 最初わからなかったです。 映画の吹き替えの方で彼の声を聞くのははじめてだったのですが、やっぱりうまいな~と アニメのキャラを演じるのとはトーンや口調がペースが違うのが 凄いです。 あと 声でわかったのは緑川光さん(スンソクの級友) でしたが 美声すぎてキャラが浮いてきてたのが楽しかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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