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テーマ:最近観た映画。(39937)
カテゴリ:映画・ドラマの感想
わがままで自由奔放な有名女優磯野ビワコは、弁護士夫婦の殺害現場を運悪くも目撃してしまい、気づかれた事を確信した犯人に殺されそうになった。しかし危機一髪にも助けられその場から犯人は逃走。殺害された弁護士と対立していたカルト宗教集団”羊”の一員らしく、警察の事情聴取を受けたビワコは、殺到したマスコミを相手に会見を行い、裁判で証言台に立つことを約束する。重要証人であるビワコの身を守るため、警察は彼女をマルタイと呼ばれる身辺保護対象者とし、立花と近松のふたりの刑事をガードに送り込んだが…。 BSで深夜やっていたのを観ました。 あいにくHDの録画予約が重なっていたのと 以前にレンタル観ていたので、 まあ起きていられるだけ観ていようとがんばりましたが、 弁護士夫妻殺害の実行犯が高橋和也(なつかし男闘呼組)が自供を 決意したところに江守徹扮する弁護士が裁判で自供を 翻すよう脅かしたところで挫折しました。 眠くて~というより、やっぱり面白くて 止められなくなるのが怖かったので 観ていると自分の記憶がいかにあやふやかが明らかに わがままがうりの宮本信子演じるビワコさん、 結構やさしくて世話焼きおばさん。 警備にあたる刑事二人は西村雅彦と村田雄浩 今ならいざしらず、 映画製作当時ならビワコにこびへつらったり するのは西村雅彦のお手のものと考えますが、 ここでミーハー度を発揮するのは 素朴で堅物の役回りのイメージが多い村田雄浩、 大ファンとのことでビワコのよいしょ役を一手にひきうけます。 よいしょもしながら下世話なかんぐりもしっかり するところが 新鮮な役回りで 逆に 西村雅彦は実直な正確そのままに 警官を目指した思いをじっくり語ったりと 意外な配役 実行犯の自供を引き出そうとする管理官を演じる名古屋章氏も 本人を直接前にしてはいないシュミレーションの時は 自分で作った筋書きに溺れてしまうんじゃないかという 人情深さをにじませていて、 実際に家族に対面させる直前に高橋和也を説き伏せる時には 話は饒舌なのに警察という視ずにひたりきった海千山千の管理官という怜悧な様相をかいまみせる 伊丹作品をみていると 役者陣にしても演出にしても 分相応、等身大の力を十二分に理解していて そして最大限の力の引き出しを 容易にしてしまうな~と思います。 なにを言いたいかというと 例えば、スーバーの女でのカーチェイスのシーン 根本の話といい予算、ロケーションといい 作れるのはそこそこのもの それは観ている側にも理解ができて その予算、条件のもとに 十分迫力を感じてしまう 作品によって好き嫌いがあるのですが 面白い作品をとってたのだな~と しみじみ思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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