664599 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Lake Moraine ~Book Cafe~

Lake Moraine ~Book Cafe~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

日記/記事の投稿

カテゴリ

2009.03.22
XML
ここ2~3年 映画鑑賞からはとんと遠ざかってたので
以前観た旧作中心でもいいから 
映画観ようと考えてる 今年

図書館で手にした一冊が こちら  



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
世界の国々で外国映画を上映する場合はほとんどが吹き替えで、字幕が主流を占めているのは日本だけである。この外国映画の
理解のために必要不可欠な字幕はどのように作られるのだろう。本書はひっぱりだこの人気と実力を誇る字幕翻訳の第一人者が、一秒四文字、十字×二行以内のせりふ作りにすべてを賭ける世界を、独特の翻訳技術やシステムを紹介しながら余すところなく
語る、知的ですばらしきシネマライフ。


【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 映画字幕というもの(字幕国日本/字幕と題名 ほか)
第2章 字幕翻訳をめざすまで(焼け跡のなかの外国映画/映画と英語)
第3章 字幕という日本語
(うまい字幕とへたな字幕/映画の流れとせりふの変化)

第4章 あの映画 このせりふ


字幕翻訳者としての知名度は 多分 だんとつであろう
著者 戸田奈津子氏  
トム・クルーズの新作 ワルキューレの来日イベントでも
傍らで通訳しているお姿が見えましたように
メディアへの露出も頻繁にあり 
映画スターとのプライベートのおつきあいもてんこ盛り模様

そんな彼女が 字幕翻訳者を目指す人達や 
字幕作成に関心がある人たちに 答えたのがこのエッセイ

映画に関わる仕事がしたいと考え始め
字幕翻訳の世界にかかわろうと決めた時
そこにあったのは まさしく天にも届こうかと
いう四方を壁にかこまれた状態

それでも 「たたけよ さらば開かれん」とばかりに
奮闘する中 

少しずつ足場をかためていく日々や
字幕制作の過程、独特の書体について

映画の制作におけるスタッフ達の苦悩、情熱

字幕では本来の台詞の100%をつたえきれないジレンマを
感じる一方 

あくまでも黒子に徹し 
作品の中身、雰囲気を 画面、俳優達の生の声、
そして字幕と 三位一体の芸術として
日本人の観客に提供したい していくという
自負と責任感が 今作からは伝わってきます。


最近はDVDの普及もあったり 劇場公開時に吹き替え版も
あるという作品が増えていて この手間のかかる
字幕翻訳というのも 遠くない将来すたれていくんじゃ
ないかという危惧も感じない訳じゃないのですが

私は 字幕翻訳へのこだわり というのは
多くの人が語るように 日本人の 語学に対する勤勉嗜好とか
より本物に近づきたいという国民性を表す 一種の伝統芸術
なんじゃないかと思います。

画面観て 音声に耳を傾けながら 字幕を読むというか
感じ取る これってなにげないようでいて 
ものすごい技術なんじゃないかと
この本を読みながらしみじみ思いました。

ディズニー映画他を 劇場で 吹き替え版で観て育って
字幕を読めない子達が増えていくのって
感覚をみがくのにものすっごい損じゃなかろうかと
いらぬ心配をしてしまいます。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.03.23 02:51:39
コメント(4) | コメントを書く


コメント新着

Lake Moraine@ Re[1]:北海道マラソン! お疲れ様でした!(08/28) ふゆゆんさんへ こちらにもコメントあり…
Lake Moraine@ ♪ ふゆゆんさんへ ♪ こんにちわ! コメントありがとうござい…
ふゆゆん@ Re:相方はっぴ〜バ〜〜〜スデー!(07/23) 今年も元気に美味しいケーキのお誕生日、 …

フリーページ

お気に入りブログ

ポイントギフター《… New! 風竜胆さん

『女らしさの神話』買 shovさん

叔母用 ふゆゆんさん

海がみえる窓辺 marin0403さん
行きかふ人も又 はる **さん

サイド自由欄

読了本と積読本の整理用ブクログ

ブクログ

Lakemoraine Book Shelf


© Rakuten Group, Inc.
X