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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2009.05.01
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カテゴリ:美術にまつわる話
昨日はレッスンお休みで 

事務所に書類提出したついでに
ARTな一日と洒落こもうということで

札幌近代美術館で開催中の 
  佐伯祐三展へ GO

佐伯祐三展.jpg

1898年、大阪府西成郡中津村(現・大阪市北区中津)の
光徳寺に生まれる。1923年に東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業、翌1924年には渡仏。この年、自作を携え里見勝蔵とともにフォーヴィスムの巨匠ヴラマンクを訪ね「このアカデミック!」と怒声を浴びた体験から、大きく表現を変化させ、さらにユトリロの影響を受けつつ独自の画風を確立。1926年、一時帰国して里見や前田寛治、小島善太郎、木下孝則と「一九三○年協会」を結成するも、パリヘの想いは断ちがたく、翌年再びパリに渡る。この滞在において、広告の文字や並木がパリの街頭風景に躍る佐伯ならではの表現が開花。翌1928年、肺結核を患い精神不安定となりパリ郊外の精神科病院に入院。8月、30年という短くも情熱を燃やし続けた生涯に幕を閉じる。
    

 作品が好きだ嫌いだと思う前に
そのあまりに鮮烈な生き様ゆえに
美術雑誌で頻繁にとりあげられていて
実際に作品を観る前に「夭折の天才画家」
というイメージが 私の頭の中に
刷り込まれている佐伯祐三

図録や写真等でおなじみの作品を
直に見たのは
 多分 今回が初めてびっくり

圧巻というより この人にとって
絵を描くということは 上を目指して
自分にしか描けない 良作を 追い求める
苦悩の作業だったのではないか などと
思ってみたり

重々しく暗い街頭風景画に対して
数少ない人物画の鮮やかで生命感あふれる
作品の方に魅力を感じ
 もし絵の主題をひたすらに
街頭に求めるのではなく

題材の比重を もう少し多く人物画や屋内に
求めていたら もっと長生きしたのでは
なかろうかとか 勝手な想像が 
頭を巡りました。

佐伯祐三 人形.jpg

     ”人形”

 彼の描くパリの街頭風景は
ただ 陰鬱というわけではなく
壁に貼られたポスターの踊るような文字や
アクセントカラーとなる赤や黄色が
 ほっと息をつくような安堵感を
与えてくれるのですが

佐伯祐三 広告.jpg

 私はやはり 人々の語らいや
街のにぎわいが聞こえてくるような
荻須高徳のパリの絵が好きだな~と

荻須高徳.jpg

  荻須高徳画集

この展覧会では佐伯を慕って渡仏し
影響を受けた画家達の作品も展示されていて
 その荻須作品2点が見れたのは至福でした。

めったにおめにかかれない
 山口長男の抽象画も目にすることができて幸せ

 
佐伯作品で私が一番好きなのはこちら

佐伯祐三 靴屋.jpg

  写真だと色が淡いのですが
とても力強い作品で 画力の確かさが
じわじわとつたわってきます。





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最終更新日  2009.05.01 09:59:13
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