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カテゴリ:本の感想 作家別-さ行
去年の夏 サウスバンドの上・下巻を
そろいで 買ったつもりが 家に 帰って 確認すると サウスバンドの上巻と この作品が 袋の中に、、、、、と ぼけっぷりを発揮しましたが そんな ボケさくの 自分の失態を 褒めてあげたくなるほど 楽しい作品でした! ~あらすじ~ 東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。 冒頭 いきなり 人物紹介 ー堀田勘一 79歳 明治から続く古本屋(東京バンドワゴン)の 三代目当主 かくしゃくとしてまだまだ元気 ー堀田サチ 勘一の妻 良妻賢母で堀田家を支えていたが、 二年前に 76歳で死去 今は堀田家を空の受けから見守っている ー堀田我南人(がなと) 勘一の一人息子 60歳 伝説のロッカーで 今もロック魂は健在 いつも根なし草のようにフラフラしてる さらに 孫、ひ孫達と 8人家族(+見守る故人1名)の にぎやかな一家の紹介がつづき もう この時点で わくわくしてきました。 築70年 今にもくずれそうな日本家屋の 古本屋<東京バンドワゴン>(横に喫茶店付き)を 舞台に ご近所や家族をとりまく ささやかなミステリーと その解決に奔走する 心優しき堀田家の面々(小学生のひ孫達含む)の大活躍を とつとつと語るのは 空の上からみんなを見守る 祖母 堀田サチおばあさん → 幽霊! 人様の些末なことには 見て見ぬ振りを するのが むしろ 当然といった昨今 どっこい 生きている 義理人情に熱い 下町魂! ここにあり! そしてそれが 暑苦しかったり ただのおせっかいにならないのは <文化文明些事諸問題なら、 如何なることでも万事解決> <人を立てて戸はあけて万事朗らかに行うべし>他の 堀田家の家訓なるものゆえであり それを堀田家の人々がしっかり護っていくだけの 心のゆとりを持っていることでしょう 伝説のロッカー 我南人のつぶやく 「Loveだね~」に癒されました! 余談ですが 作者の略歴を読むと 北海道出身の文字が! 同郷と聞くと詳しく知りたくなるのが人情 ということで Wikiで しらべると なんと私と同じ街に在住! ど田舎ってこともないのですが 驚きついでに 親近感も浮上! <本は収まるところに収まる> これも 堀田家家訓 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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