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カテゴリ:本の感想 作家別-な行
前作の轍を踏まないように 覚えているうちに感想を!
ということで読了ほやほやの 猫物語(白) まずびっくりしたのが 一人称の語り手が なんと 妄想変態(ごめんよ)一直線の阿良々木暦ではなく 委員長の中の委員長、羽川翼になっていたこと! なるほど~ これがセカンドシーズンスタートなんだ! 当然語り口調は 最近 読みながらも居眠りしそうになる 暦の 必殺萌えトークが披露されることはなく ( そこがいい~んだという人が大半でしょうか♪) 全編しっかりした物語で 話を読み解いていく楽しみもありました。 猫物語(黒)、他作品で少しずつ明かされてきていた 羽川翼の生い立ち、抱えるものの あまりに重く、深く、暗いものゆえに 彼女はそれを怪異へと変えていた 我知らぬうちに 自分でどうにもならないものに対して どう対処して行くか、それは個々様々であり 端からそうそう口出しできるものでもない けれど、気づかされたり、気づいたことに 対して どう取り組んで行くか 自分の知っていることだけしか しらないミスパーフェクトの羽川翼が 自宅が火災に合って借家が見つかるまでの間 友人宅に身を寄せ 人と触れ合う中で 自分が知らないことに対して 向き合って行く物語 重いテーマを扱っているのに 彼女と他のヒロイン 特に戦場ヶ原さんの 同性でも実に可愛らしいと思う デレぐあいをきちんと話にからめ 話をひっぱていく手腕はさすがの西尾作品 そしてふんふんとうっかり感心して 読み進めて すわ危機一髪って時に これまで一切姿を現さなかった 阿良々木暦君のあまりの カッコいい登場の瞬間!!! ダメじゃん うっかり惚れそうになってしまった
君がため、産み落とされたバケモノだ。 完全無欠の委員長、羽川翼は二学期の初日、一頭の虎に、 睨まれた―。 それは空しい独白で、届く宛のない告白… <物語>シリーズは今、予測不能の新章に突入する! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.22 22:50:03
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