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カテゴリ:コミック/アニメの話
BS11放送のベストセラーBOOK TVの
9月9日放送「コミック特集~少女マンガ入門~」での 一押し本のコミック 「昭和元禄 落語心中」
内容説明 満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が 忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!? 昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!! その紹介コーナーを観ていて えらく興味を惹かれたのですが 舞台が落語の世界! 粋のいの字も解さない”やぼてん”の私についていけるか 不安だったので 落語通の友人にお伺いをたてると 「もうすでに購入済み」との力強いお言葉 さっそく貸してくれました! 伝統芸能のきびしい世界が主眼かな~と 思っていましたが、 刑期を終えて一直線に弟子入り嘆願しにきた与太郎 その与太郎の弟子入り懇願先、 当代きっての人気落語家遊楽亭八雲師匠 八雲師匠の盟友の娘で父亡き後、 八雲師匠に引き取られて育った千夏 この三人の訳ありな人間関係を背景に すこしゆるめに、そして楽しく物語の幕があがります。 絵の線は弱いと思いますが 八雲師匠の姿は どこか西炯子作品の色香に 通じる気がしました。 今は亡き親友との訳ありの様子と落語の世界が 絶妙にからまって艶をかもしだす面白い作品で 続きがとても気になりました。 巻末の番外編「寄席に来ないか」では 寄席の楽しみ方が紹介されていて 一巻の本編中でさほど”落語”のうんちくに ひたれなかった部分を補っているのも 楽しかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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