|
カテゴリ:本の感想 作家別-た行
久々に邦訳ユーモアミステリ?
「スカイジャック」「リリアンと悪党ども」など 読んだことのある人なら 思わず ニヤリっとしてしまう トニー・ケンリック作品 といっても もうはっきりいって 古典、クラッシックの部類に入ると思いますが これまた往年の名画をモチーフにしながら ドタバタしたユーモラスな話の展開のはてに あっとおどろくトリック炸裂 (特にスカイジャックのジャンボジェット誘拐のネタは圧巻) というのをしっかり覚えていて 多分古本屋でゲットしてたようで (自分のことなのにうろ覚え) 本棚にあったので読みました。 お話の骨組みは タイトルにあるように オードリー・ヘップバーン主演の 名作 マイ・フェア・レディがベース ただし 下町の花売り娘を貴婦人に変身させるのではなく 英国上流階級出身のご婦人を”夜の女”に大変身させる、、、 えげつない話になりそうですが ある”目的”をもった主人公達⇒ピグマリオンが ”夜の女”⇒ガラテア候補の女性探しのくだりと 訓練の過程はテンポよく持ち前のユーモア たっぷりに描かれ楽しかったのですが だます予定の宝物を”保管”している宝石商との 対峙から いきなりトーンダウン そもそもの話の真偽すら ?印になってしまいました。 【中古】 マイ・フェア・レディーズ (角川文庫) 内容(「BOOK」データベースより) エメラルドが八個ついたネックレス。ある宝石商が惚れた娼婦に残した豪華な形見。だが当の女、ロイスは行方不明。ならばそれを騙しとってやろう…それがレディングの狙いだった。偽のロイスを一人仕立てればいいのだ!白羽の矢を立てた女はマーシャ。だがロイスは、英国上流階級出身という異色の“夜の貴婦人”。バレればマーシャは殺される。必死の特訓で、マーシャは化けたかに見えたが、街頭で地を出してしまう。かくなる上は逆の手段、貴婦人を娼婦に仕立てればいい!そしてレディングの前に格好の女が現れたのだが…傑作スラプスティック・ミステリー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.15 00:27:58
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想 作家別-た行] カテゴリの最新記事
|
|