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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2012.07.16
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カテゴリ:美術にまつわる話
 もう先先週となりますが お友達からチケットをもらって
大原美術館展にいってきました。

  • 大原美術館展.jpg


開催最後の週というのもあって
平日なのに朝一からかなりの人、人、人でした。

 大原美術館は倉敷にある大好きな美術館で
二度訪れたことたありますが、

西洋絵画、日本絵画、現代美術(国内屈指)、伝統工芸
中国美術他 その膨大、多彩なジャンルのコレクションは
もとより

初めて行った時に 美術館の成り立ちを知り
社会貢献としての美術館設立の意味
創立者大原孫三郎と画家児島虎次郎との関係や
西洋絵画コレクション形成に対する目的意識の高さ
ゆえに 今 ここでこういった美術品を目にすることが
できるんだと 感激したのを覚えています。

展示作品では正直 
西洋絵画は さほど興味が惹かれる作品群は
来ていませんでしたが

日本画壇の近代洋画には数々の絶品が

特に今回 印象と言うか記憶に刻まれたのが
大原コレクション初期の作品買い付けにあたった
洋画家児島虎次郎の作品二点
 きりりとした女性の肖像も良かったですが
  • 児島虎次郎 睡む幼きモデル .jpg

 この「睡む幼きモデル」がオーソドックスな画風のなかに
瑞々しい初々しさがあふれていてとても好きでした。

熊谷守一の「陽の死んだ日」 
これは画家自身の息子の亡骸を描いた作品ですが
タイトルもその背景も知らずに初見で見た時は
 眠っている子どもを取り囲むような
カラフルでエネルギッシュな印象をうけたので
画題を目にし、帰宅してから今作の背景を知った時には
愕然としました。ほとばしるような輝きは
命が喪われた瞬間のうしなわれゆく光を
父=画家が縫い止めてしまったかのようでした。

また、古賀春江(ここが詳しいです)の作品も
目にすることができて嬉しかったです。

 
  • 古賀春江 深海の情景.jpg


一見普通のモチーフのように見えて
 つっこみどころ満載の取り合わせの
ファンタジー色あふれる作品

一度見るともうその独特なモチーフの
捉え方をわすれることができなくなります。

現代美術のコーナーも外国人作家は
ウォーホール、リキテンシュタインと
万人受けする作品と
デ・クーニング、ラウシェンバーグと
しぶい作品群でしたが

ここでも日本人の現代美術の先駆者
白髪一雄や吉原治良の大作を
目にすることができたのが眼福でした。
ちょうど今日の夕刊で”具体美術”についての
記事があり、当時一歩も二歩も
先んじていて、狂気じみていた
すさまじさに触れていて興味深かったです。

最後のコーナーには 
 今まさに 日本映画界の話題をされっている監督
蜷川実花の毒々しさ一歩手前の色彩豊かな
花々の写真のコラージュが圧巻でした。







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最終更新日  2012.07.17 00:30:53
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