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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2013.07.30
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せっせとためこんだマイカルシネマズのポイントカード
(6回観ると1回無料)の期限が明日にせまり何を観ようか
色々悩みようにも話題作はほどんど8月公開ショック

選択肢がないに等しい中、「風立ちぬ」に心惹かれながらも
ヒアリングマラソン受講中の身として、
2時間のヒアリング時間をかせぐために選んだ
「終戦のエンペラー」
多分ハリウッドが描くのだからトンデモ日本が描かれるのかなと
期待ゼロで観に行ったのですが、、
とても見応えのある作品で、かつ勉強になりました。

  • Emperor.jpg


〜あらすじ〜
  1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸。彼は日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に、太平洋戦争の真の責任者を探し出すという極秘任務を下す。わずか10日間という期限の中、懸命な調査で日本国民ですら知らなかった太平洋戦争にまつわる事実を暴き出していくボナー。ついに最大ともいうべき国家機密に近づくが、彼と敵対するGHQのグループや日本人たちの一団が立ちはだかる。


敗戦後の日本の処遇と新しく輝かしい敗戦国復興の絵図を
手土産に大統領選もみすえているマッカーサー元帥の思惑のもと
主人公ボナ・フェラーズは太平洋戦争の責任者、ひいては
日本国民が”神”と崇拝する天皇が戦争責任を負うのか否かを
明白にしなければならないというサスペンス感が
ぐいぐいと物語を引っ張っていきました。

日本政府要人に
天皇が戦争責任に対して有罪か無罪かを
明白にしようと尋問を続けるフェラーズに
返されるそれぞれの言葉は
明言をさけるのとは違う
 曖昧ながらも毅然とした
二分割では決してくくれない世界

これが我が国なのだと
日本の戦争責任容疑者、関係者が
それぞれの言葉、態度で
語る描写が日本の俳優陣の名演もあって
とても丁寧に描かれていました。

確かに大統領=国の絶対権力者、orderを出す存在である
アメリカ人にとって
天皇とは絶対権力者であるはずなのに
明らかなことが分かるどころか
白黒がまさしく入り交じっていくのは
理解の範疇を超えていくことだと思いました。

そしてこの映画は
相容れない世界があることだけを
いぶりだしていきます。

 これって以前のハリウッド映画では
   考えられないことだなと思いました。

映画であるから当然 史実とフィクション入り交じり
真実は窺い知ることのできないものではありますが

 天皇との面会直前、マッカーサーがフェラーズに
「神と呼ばれる存在にいったい
  どんな言葉をかければいいのか」とつぶやきます。
 それはジョークとも、
 もしくは本当に緊張していたのかもしれない
 まさしく曖昧で不可思議な感情が
 いかな占領軍最高司令官の身にも
 うずまいていたのかもしれないという興味が
 トミー・リー・ジョーンズの素晴らしい演技に
 よってわいてきました。


 まさに歴史の瞬間を映し出した昭和天皇とマッカーサーの
 ツーショットの写真

 この面会において”全権”を手にしていたか否かを別として
 まさしく天の存在として在った自身が
 敗戦国の”人”として、あの場に赴いた昭和天皇の想いの重み
 がすごく胸にジーンときました。
 

 と手放しでほめてますが 
 色々勉強不足な私が気づかないトンでもな
 描写もあったかと思います。

 そしてどうしても捨て置けない疑問点が一カ所
 日本人は敬意を表すためにかつ殿上人に対して
 目を合わせるのは失礼なため(ここまではいい)
 通り過ぎる”人”に対して直立不動で
 背中をむけて敬意を払うっていうのが
 「なんだそりゃ?」だったのですが、、
 敬う相手に対してお尻むけていいの?
 あれが不思議でした。
 メイキングでも堂々とその話していて
 変に思う私がおかしいのかな?

主人公と日本人女性のかなわぬロマンスが
描写されますが、、、いらない!!
と思ってしまった私は少数派かな? 

彩りをそえるのはとてもいいと思うんですが
どうせなら
竹林で
「ほ〜ら捕まえてごらんなさ〜いどきどきハート
「よ〜し捕まえてみせるぞ〜〜」
なんて映像を二度も流すより

恋愛を足がかりにしたとしても
フェラーズ自身が日本という国にどれほど
関心を深めっていったかを描写したほうが
知日家としてマッカーサーから命をうける
説得力が増したと思いました。

ごめん、少女マンガ体質ではないわたし、、、

  • 終戦のエンペラー.jpg





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最終更新日  2013.07.31 00:52:59
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