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カテゴリ:本の感想 作家別-あ行
図書館から予約本の知らせがきて
はたっと頭をひねったのが今作! 自分でなぜ予約入れたのかすっかり忘れてました。 2012年下半期直木賞受賞作でした。 そして、例のごとく手元に上・下巻同時に 転がり込んできました。 室町幕府の終わりから安土・桃山時代の 幕開けと衰退の激動期を 画家の視点というか 時の権力者の権威、思想を表すことを 要求され具現していった絵師の視点から 歴史をひもといていけるので そこがとても面白かったです。 当時の寺院のあり方とかパトロンそしての 役割もすごく興味深く また朝廷側にすごい切れ者がいて 天下取りの天秤にどれほどの采配を ふるっていたかなど、 時代小説の醍醐味が味わえました。 長谷川等伯の絵は図録では目にしてますが 多分、どの作品も直接目にしていないんじゃないかと、、、 なさけないほどに記憶がさだかではありません。 有名過ぎてつかみどころがないというか 様々なメディアで見ているせいかも 私的に今一番見たいのは「松林図屏風」ではなく 「松林図屏風」
内容紹介 第148回直木賞受賞! 都に出て天下一の絵師になる――武家から養家に出された 能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって 次々と悲劇を呼ぶ。身近な者の死、戦乱の殺戮…… それでも真実を見るのが絵師。その焦熱の道はどこへ。 商品の説明をすべて表示する
内容(「BOOK」データベースより) 誰も見たことのない絵を―狩野派との暗闘、心の師・千利休の自刃、 秀吉の世に台頭する長谷川派を次々と襲う悲劇。亡き者たちを背負い、おのれの画境に向かう。 とこしえの真善美、等伯がたどりついた境地。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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