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湖の彼岸 -向こう岸の街、水面に映った社会、二重写しの自分-

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2007年09月28日
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HARUさん

まずここに書いてくれてありがとう。
まさか、ハルさんが見ているとは思っておらず…
もしかして前から読んでいた??それはそれでありがとうございます。また、はじめてだとしても書いてくれてありがとうございます。

今わたしは、TBSのお笑いを見た後、NHKの爆笑学問を見ていたのですが、爆笑学問はK校で、ほんとにいい加減なことを言っている教師も少なくなく、それでいてまったくその見解が常識の範疇にすっぽりおさまっているのはどういうことだろう?といらいらしていました。ほんの数人のコメントを聞いただけなので、なんともいえませんが。学校全体のほんの一部の人がでていて、そのさらに一部の人の一部のコメントに関してなので、これで語れるなどとはまったく思いませんが、しかし画面上の一部の事実についてです。

爆笑問題の太田は10倍頭良いなという感じで、しかもたまたま、太田くんが僕たちの話に関わりあるいい話をしてて、それはずばり核心をついてた。「なんで国語の時間に数学や歴史のことを考えちゃいけないんだ?」と。それに答えてくれる教師がいなかったからずっと学校はつまらなかった、と。そして見事にご出演の教師陣はその疑問にまったく答えてない(笑)

そういう太田にとってのどうしようもない「壁」、それは太田のほうが賢いと言えばそれまでなんだけど、、、なんかそういう彼の苛立ちが画面上から伝わってきて、「壁」が重苦しくなっていた。

それはハルがあの日感じていた重苦しさみたいなもんで、それを今回はハルが壊してくれた。

***

ハルのコメントはハルにとっての痛いところまでよくぞ書いてくれたな、と感じて驚きました、その誠実さに。
だから、こういう人がいてこそ、ここぞとばかりに日頃の思いを饒舌に語ってしまうんだけど…信頼してしまって…むしろ次に書く長さは白昼夢に対する以上(笑)

ハルの痛いところは、それは同時にぼくの痛いところでもあって。。。
なにかこう、ぼくの存在というものは、ある人にとってはほんとに怪獣のように感じられるらしい。
ぼくにたいする思考の暇もないような反射的な防衛っていうのに対して、ぼくは実際そんなに鈍感ではなく、ただ対応に困ってしまうというのは相もかわらず続いている。
すべての人がそういう反応を示す訳じゃないんだけど、昔から10人にひとりか、ふたりくらいの割合で、猛烈に嫌われる。まあ、それがのちにくつがえるときもあるけど、絶対にその壁が解けない関係もある。それは誰しもそういうのはあるのかもしれない。

そんとき思うのは、「じゃあ、どうすればいい? この壁がある。この壁の両側でふたり向き合っているこの現実の関係をどうすればいい? これは絶対にどうしたってくつがえらないんだ。なぜって? 君はこの壁が壊されたくないからなんだ。この壁が壊れると、ぼくという魔物が君の中にあっという間に侵入して、君の首を絞め殺してしまうからだ! これはいくら君がぼくを拒否したって、ぼくにはどうしようもできないことなんだ。。。できればどうにかしたいが、しかしなぜ? こういうことは君も考えてくれているんだろうか?」つまり、正直に打ち明けると、ぼくもかなり圧迫されていて、不快の渦がまいてくる。というのは、人間だれしも壁がある状態に長居はできないから。

そんでいっつも思うんだ。「じゃあ、実際、どっちがこの状況を真に考えて居るんだろうか? ぼくだろうか? 君だろうか? 君はこんなに冷静に考えて居るんだろうか? ぼくは冷静に考えているつもりだ」。このような回路が、それこそ心理学的に働く。

そして「サイン」を探り合う。壁の向こうからサインが透けてくる。あの時に関していえばぼくはこう思った。「ぼくはそんなに変な顔をしてるだろうか?」。もうこれはオッパッピー的なネタのレベルだね(笑) とにかく、何か自分が相手に不快感と不安を与えてるらしい。「まずその原因、ぼくが発しているサインはなんだろう??」

ただね、ちょっとハルのサインがちょっとした珍しいもので、「この人、よくねばるな。根気強い人だ」と。とにかくハルは、なにかトンネルの向こうで仕事をしている。なにをやってるか知らないけれど、その仕事をあきらめたくないらしい。「いや、ほんとはさっさとトンネル工事を終わらせて、つまらないことはやめて、切り上げたいんじゃないの? よくあるようにさ」とも思ったんだが、ということは「ジ・エンド」のサインをいつでももらえるように準備していたんだけど、「ねばるね」と(笑)

このねばりはちょっとした尋常さを超えていて、なにせまったくサインの変化の兆しが、つまりメッセージがないもんで、ちょっとそれに困った。ぼくは二通りの類型を考えた。「この人はほんとうに考える人なのか? それともただサインがない人なのか」。「語りえぬことには沈黙しなければならない」というハルさんの打ち明け話は、ひとつの答えを与えてくれました。たしかに、ハルのアドバイスは確実なストライクゾーンで、ハルはストライクをねらってくる人だなと思いました。ただし、ボールがまったくない。変化球もなく、おそらく心の中では変化球が渦巻いているのに、少しでもその球をぼくにくれれば!と思いました。

ぼくはこうなると反射的に変化球ばかり投げたくなる人間なのです。それでますます壁の両側が乖離していく(笑) ある種のこれも八方ふさがりの「あえて理論」で、ともかくもストライクは球数少なくて、それで変化球を投げたら、変化球投げすぎって怒られる…それを知りつつ変化球を投げ続ける状況になると、ぼくも不快感が渦巻いてくる。

これじゃ怪獣はますます巨大で不埒で、醜さすら露呈するばかりだ。

「それなのに、それを知ってて、なんのために叫ぶのさ?

でも君も心の中で叫んでいたんだね。」

ただあの時、「ぼやっとした何かを、時間をかけていじくりまわさないと、言葉が出てこないのです」とあの時言ってくだされば、「ぼくも二人で向かい合ってオセロを永遠に続けたいような人間です」と言えたのに。

***

まあ、これでひくならひいてください(笑) ぼくはあの空気も、いまになれば違う味がするし、久しぶりに吐露することができました。これはハルと白昼夢のおかげです。ハルの尋常じゃないトンネルのおかげです。そのトンネルの先に壁はどうなっていたのだろうか?








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最終更新日  2007年09月29日 01時32分58秒
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