小説・スピリチュアルの科学・その1~10
小説・スピリチュアルの科学・その1~10*小説・スピリチュアルの科学*その420*知性,論理,思考,意味,イメージ,本質,質,味わい,価値,心,意識,生物,社会,国家,自然,世界,宇宙,などの研究*☆初めに。この小説はフィクションであって、小説を離れてたとえば、実際に霊魂はあるなどと断定はしません。存在するかどうか、まだ検証されていないつまり確認されていませんから☆小説・スピリチュアルの科学ある春の日。晴れわたっている。とある山の上の瀟洒な邸宅。緑に囲まれている。その中。Y氏とXさんが、先ほどから談笑している。二人は時おり窓の方に目をやり、遠くひろがる海に目を遊ばせる。爽やかな五月の風がテーブルの上のミカレディアの花びらをふるわせて通り抜けていく。コーヒーはもうすっかり冷めている。二人はそんなことは眼中にない。Y氏が言う。「ほとんどの人たちは、こう言うよね。物質はあるけれど、霊魂とか霊魂のようなものは存在しないって」Xさんが応じる。「そうね、それが常識じゃないかしら」「常識ねえ。それじゃあなぜ、物質はあるとするのに、霊魂があってはいけないのかな?」「あっていけないとはいわないけれど、見たこともないし、みんなそう言ってるし」「あのねえ、意識が生じるのは、霊魂にだけ、なんだよ。物質の寄せ集めの脳には意識は生じないのさ」「そういわれても・・・」「きみには意識があるでしょう。その意識というのが霊魂そのものなんだ」「え? ・・・? そんなこといわれても・・・目に見えないし、触れないし、どこにあるかわからないし、どこにも見つからないし、みんなそんなものないっていってるし。霊魂があるなんていうと、バカ扱いされるし」「わははは。バカ扱いねえ。そうなんだ、ぼくはバカなんだ」と言って、Y氏は楽しそうに笑う。Xさんも気持ちよさそうに笑う。「今きみがいったそれだよ。霊魂っていうのは、目に見えないし、触れないし、どこにあるかわからないし、どこにも見つからないし、あるというと、みんなからバカにされる、そんなもんなんだ」「あははは」「わははは。でもさ、あるというと、みんなからバカにされるのも確かだけど、実際にあるとわかったら、バカにしていた人たちがバカだったっていうことになるよね」「あははは。たしかにそうね。でも、証明なんてできっこないでしょう」「わははは。そうだね。で、きみには意識があるでしょう」「ええ、あるわよ」「そうでしょう。その意識も心も、目に見えないし、触れないし、どこにあるかわからないし、どこにも見つからないし、そういったものだよね」「あ、そういえばそうね・・・」「ほら、意識と霊魂の性質がみごとに一致してるよね」「・・・うーん?・・・な、なんか変な理屈だわ・・・なんか訳わかんなくなってきちゃった・・・なんかおかしな気分になっちゃった・・・丸め込まれそうになったじゃない」「わははは。丸め込みそうになっちゃった。いい気分になってきちゃった」「あははは」「わははは。実際のところ、世の中にある考えなんていうのは、ほとんどの人たちが丸め込まれて信じこまされているだけなんだ。ほとんどの人は現実がそのとおりでなくても、説得力や権威、それに雰囲気なんかによって、そう信じ込まされている。つまり、そういった人間の考えの世界っていうのは芸術のようなものなんだ。おまけに、そういったものの中で、現実を正確に表現したり言い表していないといけないことについていえば、その中のほんのほんの一部が現実どおりになっているだけだね」「へーえ、そうなんだ。そんなもんかしら」「そんなもんなのさ」「そうかもね。で、さっきのところだけど、意識があるといっても、だれもバカ扱いしないから、そこは霊魂と違うわよ」「あ、そうだね。そこには気がつかなかった。わははは」「あははは」「とにかく、みんな、脳という物質の寄せ集めに意識が生まれるって信じ込まされているからね」「え、信じ込まされているの?」「そうだよ。今いったことに付け加えて、歴史と伝統それに社会通念によって、ほとんどの人がそう信じ込んでいるんだ」「そうかしら」「そうなんだ。日本でも、大昔は、霊魂はあるし、人間は死んだら神になる、そう全員が知っていた、というと語弊があるね、日本人全員がそう思っていた時代が続いていたんだ。いろんな本を読むと、そういう結論がでてくるよ」「へーえ、そうなの。知らなかったわ」「そうなんだよ。そういうのを、社会通念反転の法則っていうんだ」「社会通念が反対になる法則ってことね」「そうだよ。しかも、それぞれの期間は人数を考慮にいれて総計すると同じだけ続いていくってなるんだ」「そんな法則があるの?! おもしろいわね」「その詳しい解説はそのうちにしてあげてもいいよ」「ええ」「だから、正しいかまちがっているかは別として、現在だけの社会通念にほとんどの人間は縛られているっていうことに気づくことは賢さの前提といえるよ」「うーん、なるほど。そうね。そう思うわ」「今現在でも、世界中を見渡すと、ある地域では全員が霊魂はあるって知っているというと、バカ扱いされるから、全員が霊魂はある、そう思っている、そんな現状があるしね。いろんな本を読むと、そういうことができるよ」「へーえ、そうなんだ。知らなかったわ」「いろんなことを勉強したり研究していくと、おもしろいことがたくさんわかってくるよね」「そうね。結局、みんな、今現在、なんにつけそう信じ込んでいるだけっていうことね。おまけに信じ込んでいるっていっても、現実がそのとおりだってことにはならないってことだわ」「そうなんだよ! きみ、進歩がはやいね」「あははは。あなたのいいたそうなことを先取りしていったまでよ」「わははは。きみってカンがいいんだね」「そうかもね。でも、あなたの先取りっていったけれど、それって本当のことだと思うわ」「ほら、やっぱりきみは学習能力が高いよ」「あははは。ありがとう」「わははは。どういたしまして。それで、人間ってのはなにもかも信じこんでいるだけだってことの例のひとつを見せてあげようと、☆ここから、ハチャメチャSF系でいくか、マジメ系でいくか、どうしようかな、と考えています。続きは別なところに書きます。悪しからず☆(時間ぎれにつき続く。イメージスケッチです)(未構成です。推敲してません)このブログの文章・内容のすべては、春楽天のオリジナルです(慣用的・常識的なものは除く。引用的なものはそうわかるように記しています)(世界情勢や将来の予想においては、さまざまな情報を得ながら行っています)。このブログの著作権はすべて春楽天に帰属します(イラスト・イメージは除いて。トップページの、本やサイトの紹介文言の一部は除いて)。それらの無断利用を禁じます。Copyright (C) 春楽天, All rights reserved. 宇宙人がでました(?)