不思議な伝説649
不思議な伝説649orファンタジーorヘンテコリン故事or奇妙な文言or新ことわざ・成句orマジメな文言orジョークorそのほか・・・などなど・・・・・・ 遥かなる太古に かの吟遊詩人は謡った ・・遥かなる太古のこと とある晴れた春の夜に 一人の吟遊詩人が 星明かりのもと 野原をさまよっていたそうな そして その吟遊詩人は野原に寝ころび−夜空を眺めて−星々や星座たちに見入るのだった しばらくすると 白く薄い雲のような何かが夜空全体−一面を覆ったそうな そして その雲のような何かに−星々が現れてきたそうな その吟遊詩人は それら星々を眺めていたが−やがてそれらは−今まで見たことのない星々と星座たちであることに気づいたのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもはワインを飲み始めた そして鴨かもは眠り込んでしまった ・・ということでつづけよう) そのうち 辺りに真っ白い霧のような何かが立ち込め その白い霧のような何かに街が映しだされてきた そして それははっきりと街となって現れてきた その吟遊詩人は ’これには見覚えがある そうだ わたくすはここに住んでいたのじゃ’とうめき その街の探索を始めた (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもはどこかに飛んでいった ・・ということでつづけよう) ”おー あった あった ここがわたくすの家じゃ 表札もわたくすのものじゃじゃ” すると中から女性がでてきて”あなた お帰りなさい 永いこと家に帰らなかったのはどうしてなんだわさ? ” その吟遊詩人は”わたくすは毎日 吟遊詩人としての仕事をやっていたし 毎日家に帰っていたんじゃじゃが いったいどうなっているんじゃじゃ? ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは裏庭にある池にノコノコと散歩に行った ・・ということでつづけよう) その女性は”なに寝ぼけたこと言ってるのさ もう1年近く帰ってこなかったじゃないのさ” その吟遊詩人は”ふーむ それは不思議じゃ わたくすはさっきまでそこの野原で夜空を眺めていたんじゃじゃが 夜空全体を白い雲のような何かが覆って星々が見えなくなったんじゃじゃ それから 空の雲のような何かに星々が現れてきたんじゃじゃ それら星々も星座たちも それまで見ていたのとはまったく違ってしまったんじゃじゃ” その女性は”ええっ! それって夢でも見ていたんじゃないのさ? ” ”いや 夢なんかじゃないんじゃじゃ ほらここに星座たちを描いた紙があるよ 見てごらん” 彼はポケットからそれを取り出し彼女に見せるのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもはカッコから出て踊り始めた ・・ということでつづけよう) 彼女はそれを眺め 不思議そうな表情になって 家の奥に行った そして星座早見盤をもってきた 二人は 紙に描かれた星座たちと星座早見盤のそれらを見比べるのだった 彼は”ふーむ すべてが完全に違っているではないか” 彼女は”ほんと不思議だわさ でもさ あなたの紙に描かれている星座たちが正しいかどうか確認できないわさ” ”そう思うのもムリはないなあ しかし わたくすが1年近く ここに帰ってこなかったと君は言ったじゃろ それとわたくすの話しを合わせて考えると 間違いはないじゃろ” 彼女は”うーん 不思議すぎて頭がクラクラするわさ” 彼は星座早見盤を再び見つめ ややあって”ええっ ここでは月がふたつあるのかな? 星座早見盤の横にオマケみたいに描いてあるなあ” 彼女は”当たり前じゃないのさ あなた月はいくつあると思っているのさ? ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもはディナーを食べ始めた ・・ということでつづけよう) ”月はひとつに決まっているじゃないか” ”なに寝ぼけたこと言ってるのさ 月はちゃんとふたつあるじゃない” そう言って彼女はその吟遊詩人を外に連れだした 今は夜である 二人が外に出てみると 確かに月はふたつ天空に輝いているのであった 大きいのと小さいののふたつが大きく離れて空に納まっているのだった その吟遊詩人は目を大きく見開いて”ふーむ これは不思議だ 確かにふたつだ いったいどうなっているんじゃじゃ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは空高く飛んでいった ・・ということでつづけよう) 二人はしばし話し込んでいた 彼女は”ところで 前の生活での奥さんは あたしと同じ人なの? ” 彼は”まったく同じ女性だよ” 彼女は”あらら そうなの もうどうしようもなく不思議すぎるんだわさ” 彼は”わたくすたちの家もまったく同じだよ” 彼女は”うーん もうなんて言ったらいいかわかんないんだわさ でもさ もう あなたはここで生活するしかないんだわさ” その吟遊詩人は”イカにもタコにもクラゲにも−そうじゃじゃじゃ 謎は謎として抱えたまま 今のわたくすはここで生活するしかないんじゃじゃじゃ” 二人は話しながら家に入り晩餐の準備を始めた (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもはニヤニヤして’カモン鴨ん’と言うではないか ・・ということでつづけよう) 晩餐の準備がととのった 食卓を占めるのはイカやタコやクラゲなどの海鮮料理その他などと−ワインその他などであった ふたりは美味しそうに飲み食いしながら話しに花を咲かせるのだった 彼女は”そういえばこのところ 流星雨や隕石の落下が多いんだわさ それもなんかあなたの不思議な件と関係があるのかもしれないんだわさ” その吟遊詩人は”ほう そうなのかい 関係があるのかもしれないなあ” 彼女は”ところで 街の様子は あなたが以前いたところと ここの様子に違いがあるの? ” 彼は”今まで見た限りでは 違いはないと思うよ この家もまったくおんなじだし” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは甘酒を飲んで眠り込んでしまった ・・ということでつづけよう) 彼女は”それじゃあ 食事が終わって眠って 朝になったら街や野原を散歩してみましょうよさ なにか違いがあるかどうかわかるっていうもんだわさ 違いを見つけたら謎の解明に役に立つかもしれないんだわさ” 彼は”それはいい考えじゃじゃじゃ 名探偵が誕生するかもしれないなあ 君かわたくすのどちらかが名探偵” 彼女は”あはははは そうなるといいんだわさ でもさ 名探偵の’めい’が’迷う’の’めい’になったら困るんだわさ” 彼は”あはははは それはそうじゃじゃじゃ” (手抜きして彼女の名前を書かなかったので−書かない方がいいと思って− ちょっと書きにくい その吟遊詩人には名前はつけない−というか 名前はださないし性別もださないできた−このシリーズにおいて 特定する情報は書かない方がおもしろいと思ってのことである このシリーズでは 吟遊詩人が同時に二人−時代を異にした−がでてくることがいくらか多いので その方がいいし−両者が混同される可能性もある− それでなくても神秘感をだすためにも−そうした方がいいと思ってのことである ・・さてこの物語の結末とそこに至るまでの筋は 今のところ3つあって それらのどれにするかも決めたんだが あとは読者の方々の想像にお任せするということにしようかな ・・・ということで つづかない 鴨かも) (ここで鴨かもがニワトリのような時(鬨)の声をあげるではないか”かけけっこう”と つまり’書け それこそ 結構’ということなんだろう ・・ということでつづけよう) さて (さっき 鴨かもが時(鬨)の声をあげたのだった よってもう朝になっているはずである) 朝になって 二人は軽く食事をし それから散歩にでかけた 二人は街や野原を時間を充分かけて巡るのだった その吟遊詩人は”いや〜 驚いたよ どこにも違いは見えなかったし感じなかったじゃじゃじゃ” 彼女は”あららのら そうなの あたしたち名探偵になれなかったってことだわさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが’この物語 あんまり面白くないから つづけなくていいよ’と宣う ・・ほう そうかい 爽快 ほれみよ PCは爽快だと言っているじゃないか すると鴨かもは’ほう そうかい 爽快’ ・・でもまあ たしかに もう筋と結末をひとつに絞ったのだった−それはそんなに面白くないのでアール 残りのふたつの筋と結末はもっと’つまらない’のでアール でも 鼻が’つまらない’ということは爽快なのでアールス とかなんとか遊んでみた それにしても’つまらない(面白くない)’の語源はなんなんだろう と考えたことがあったが 結論はでなかったのだった なにがどこに’つまらない’のだろう 実際語源がどうであったにせよ ’興味が心に詰まらない’とでも解釈しておこうかな ’面白くない’も同じだ 語源がわからない 文字通りとれば(当て字ではないとして) ’顔が白くない’ 面白いは’顔が白い’ ということになるが 興味をもつと’顔が白い’状態になる つまり’表情から不安や苦悩などマイナス要素が去ってスッキリとした表情になる’ とでもムリに解釈しておこう こんな遊びもいいもんだ ・・さて 前に戻って しかしまあ つづけよう) 謎と不思議をまったく解明できなかった二人は 家に戻って 料理を準備してヤケ酒を飲み始めた 二人の食うこと食うこと 飲むこと飲むこと それは壮観といっていいくらいのものだった そして翌日から その吟遊詩人は吟遊詩人としての仕事をきちんとこなすのだった 彼女もいつものように働くのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが’昨日の分にかなり加筆したね’ うん加筆したよ さてつづけよう 鴨かもは’うん ここまで書いたんだから つづけるベシベシなのさ ・・ということでつづけよう) そんな二人の生活が続いていくのだった さて その吟遊詩人は夜になると 晴れた日には毎日のように野原に寝転んで 夜空を眺め星座たちや星々を眺めることを趣味としているのだった そして それらを紙に描くことも趣味のうちにあった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが’おいらは鴨かもしれないし そうでない鴨かもしれないのさ だからつづけるベシベシ” と宣うではないか そうか 鴨かもは 本人ですら自分が何なのかよくわかっていないんだ ふーむ ひょっとしたら鴨かもはフェニックス−不死鳥なの鴨かも ・・鴨かもは’まあ そんなところだよ’ ・・ということでつづけよう) さて 二人の生活はいつもどおりにつづいていくのだった そして 流星雨と隕石の落下が数日つづいたあとのある日の夜−それは−空は晴れ渡っていて雲ひとつない夜だった その吟遊詩人はいつものように野原に寝っ転がり夜空を眺め星々と星座たちを念入りに眺めていた 彼の横には珍しく彼女もいて 彼の横に寝転がって 同じく夜空を眺めているのだった (つづく 鴨かも)(・・ここで 物語の筋と結末を4つめのそれに変更することにした−ここで一応 ・・それについてのアイディアが湧いてくるので もっともっと変える鴨かもしれない)(さらに物語の筋と結末をいろいろ思いついた−分岐をも含めて−4つどころではない どれにしようか ・・ふーむ) (ここで鴨かもが’いろいろ考えているんだね でもあまりにも複雑怪奇にならないようにするんだよ’ と宣うではないか ・・鴨かもよ 複雑怪奇なのもいいではないか ・・ということでつづけよう) 二人は寝転んで夜空を眺め 星々と星座たちを注意深く眺めているのだった それからかなりな時間が経った すると 白く薄い雲のような何かが夜空全体を覆ってくるのだった そして その雲のような何かに−星々が現れてきたのだった 二人は それら星々を眺めていたが−やがてそれらは−ここで今まで見たことのない星々と星座たちであることに気づくのだった そのうち 辺りに真っ白い霧のような何かが立ち込め その白い霧のような何かに街が映しだされてきた そして それははっきりと街となって現れてきたのだった (つづく 鴨かも)(さらに物語の筋と結末をいろいろ思いついた−分岐をも含めて−4つどころではない どれにしようか ・・ふーむ ・・ここで 発想がどういう仕組みで起こるのかわかってくる−というものである それらは”連想の一種 共振要素s間の共振 可能性を探すこと さまざまな分岐 論理的必然 といったところだろう ・・心的内容論理活動の研究には これと同じような要素がある ・・その詳細についてはネット上に既述している”) (ここで鴨かもが”カモーン 鴨ーん”と強く宣うではないか 進みなさい−つづけなさい−という意味だろう ・・ということでつづけよう) 二人は驚いた とくに彼女は驚愕したようすで”あなたが1年近く前に体験した現象と同じようなものだわさ” その吟遊詩人は”そうじゃじゃじゃ 星座たちは それ以前のものと同じになっているではないか わたくすは元の世界に帰ったようじゃじゃじゃ” 彼女は”それじゃあ あなたの家に言ってみようじゃないのさ” 二人とも道に迷うことは全くなく 彼の家にたどり着いた 彼女は”ほんと 私の家と街とまったく同じなんだわさ 不思議すぎるわさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが’上にも加筆したようだけど さてこれからどうなるのかな 前進するベシベシ’と宣うではないか ・・ということで続けよう) 彼の家のドアをノックすると 女性がでてきた(こちらを女性Aか彼女Aと呼ぼう・・今回訪れてきた女性は−女性Bか彼女Bと呼ぼう ・・名前をつけても同じことである・名前も同じなのであるから ・・ここの後半は後ろにもっていきたいのだが ほぼここに書くしかないだろう) 女性Aと女性Bはお互い見つめ合い 目を見開き驚愕し 二人とも同時に”あなたはあたしそっくりじゃないのさ”と大声をあげた 二人の服装まで同じなのであった 二人はしばらく話しをやりとりしているのだった それから 女性Aはその吟遊詩人に向かって”あなた 1年近くもどこに行っていたのさ”と問いかけるのだった そこで その吟遊詩人はこれまでの経緯を 充分時間をかけて話すのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは コーヒーを飲み始めたではないか それは何というコーヒーだい? と訊くと ’モカだよ’ という答えあり ”カモの逆立ちはモカでアール”とジョークをかますと ’失礼だよ ふん! くだらないこと言ってないで早くつづきを書くんだよ’と宣う ・・ということでつづけよう) それを聞き終えた彼女Aは驚愕を隠せないようすで”もうひとりの−あたしさん 今の話し−ほんとなの? ほんとに何がなんだかわけわかんないんだわさ” 彼女Bは”ほんとなんだわさ 信じられないくらいなんだけど 不思議なこともあるもんだわさ” ややあって その吟遊詩人は”ふたりの見分けがつかなくなると困るから なにか目印を−今度ここに来た彼女の服につけたいものじゃじゃじゃ” すると ”それもそうなんだわさ”と彼女Aが言って 奥からシャレたブローチをもってきて 彼女Bの服につけるのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが”鴨の仲間のオシドリのオスを見たことあるかい? あの美しさはすごいもんだよ おいらたち鴨かもの誇りだよ それにしても 大自然界にいる生物たちってのは 見た目も 生存のためのあらゆる種々さまざまも できがよすぎなんだよな もちろん できの悪いマイナス面もたくさんあるけどね そういったプラス面を見てると なにか得体の知れない知性的な存在が生物たちを設計して それを実際につくりだしてきた としか思えないんだよな−まったく” ここに謎の人物が登場して”うーん 鴨かもはいいこと言うなあ−成長してきてるよ で オシドリのオスは写真でしか見たことがないのが残念だよ−うん たしかに生物たちってのは全部美しいし それらの生存のための仕組みもデキスギだよな もちろん鴨かもが言うとおりマイナス面も多くあるけどさ たしかになんらかの知性的な存在が生物たちを設計し 生みだしつくりだしてきたとしか思えないなあ おまけに 進化というか改良までやってきたとしか思えないのさ−退化も含めてさ ただしある段階に達すると そういった知性的な何かの存在が干渉しなくても勝手に進化・退化が起こるという面もあるだろう で この世界に人間や動物や生物がいなかった頃にも ある時点以降においては絶対に知性的な存在が存在したはずだよ それから 質の対生成−質のもつれ−質の対消滅 そして質時間回帰 それらのもと−中ですべてが進行してきたはずなんだな まったくもってこの世界は凄いもんだよなあ” さてここに謎の知性体Xが登場して言うには”ところで 今の時代質時間回帰が激烈になっているようじゃ わしゃあ昔蜘蛛の巣網上に書いたことがあるんじゃが’将来−何もかにもがムダになる時がくるじゃろう’と とにもかくにも激しい質時間回帰じゃ” するとここに鴨かもの仲間のオシドリが登場して”おーい 鴨かもや おいらを登場させてくれてありがとな 礼をいうぜ 鴨かももがんばるんだぜ” すると鴨かもは”この物語はつづけた方がいいと思うんだ” するとオシドリは”うん おいらもそう思うぜ” ・・ということでつづけよう) 彼女Aとその吟遊詩人は宴(うたげ)の準備を始めた 彼女Bも手伝うのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが”上に加筆して−おいらの仲間のオシドリに礼を言わせるとはシャレたマネをするじゃん その調子でつづけるベシベシじゃん” ・・ということでつづけよう) さて宴(うたげ)の準備はととのった 三人は飲み食いを始め話しに花を咲かせ始めるのだった 宴は深夜にまで及び 三人はさまざま話し込んだ 彼女Aは”ほんとにこの世界って不思議なんだわさ 信じらんない” 彼女Bは”まったくの−そのまたまったくで−そうなんだわさ それにしてもあたしたちにはこれから進むべき道があるはずなんだわさ” その吟遊詩人は”そうじゃじゃじゃ わたくすたちの進むべき道を探すのじゃじゃじゃ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもの横に鴨の仲間のオシドリのオス−ハデでキレイに着飾っているオシャレ者−がいて 二人して話し合っているではないか 鴨かもが言うには”結論がでたのさ おいらたち不死鳥になる秘訣を知ったんだもんな” だそうである ”おめでとう! 鴨かもたち” 鴨かもは”ありがとう おじさん おじさんにもそのうちに その秘訣を教えてあげる鴨かも でもそれよっか今はつづけるベシベシなのさ” ・・ということでつづけよう) 三人はさかんにオシャベリしながら 飲みに飲み 食べに食べ ぐでんぐでんに酔っ払っていつの間にか眠り込んでしまうのだった (つづく 鴨かも) (ここで あいかわらず鴨かも−と−オシドリ君は話しをしているではないか それにしてもオシドリのオスっていうのはハデでキレイなイデタチをしているもんだなあ 写真を撮りたいくらいだ あ オシドリ君がわたくすに気づいたようだ オシドリ君曰く”オシて進んでトリを決めるんだよ これぞオシドリを決めるってもんなのさ” すると鴨かもが”オシドリジョークもわるかないさ トリの意味を拡張してるけどな” ・・ということでつづけよう) 朝になった 戸外では小鳥たちがさかんに歌っているのだった (日本語の時制はむずかしい 前にも書いたことがあるけれども 歴史的現在で書けばよかった) さてここで 彼女Aが目覚めたようだ 彼女Aはあたりを見回して吟遊詩人を叩き起こすのだった ”あなた 彼女Bがいないんだわさ” (泥酔したのに記憶は確かだ) その吟遊詩人は”眠そうな目をこすりながら”お ほんとじゃじゃじゃ 彼女Bがオラン−ウータン じゃなくて オランダ人 でもなくて おらん−いない! うーむ どこにいったんじゃじゃじゃ” (泥酔したのに記憶は確かだ) (さて オランウータンというのは たしかマレー語で 森の人 という意味だったと思う で オランが人でウータンが森だったと思う あそこらあたりの言語では 形容がうしろにくる つまりオランウータン=人森 (「森」は「森の」という意味にもなるんだろう−たぶん) ・・以上 うろ覚えなんだが) (つづく 鴨かも) (ここで鴨かも−と−オシドリ君がなにやら−わけのわからないポーズをとっているではないか 鴨かも曰く”これぞ不死鳥のポーズなんだぜ” オシドリ君は”これぞオシドリのポーズだよ オシてトリを決めるんだよ トリの意味を拡張して言ってるんだけどさ” ・・ということでつづけよう) その吟遊詩人曰く”君はブローチをつけてないからこっちの彼女だとわかるんじゃじゃじゃ” 彼女Aは”あたりまえなんだわさ あたしはもともとここにいたんだわさ” 早速二人は彼女Bを探し始めるのだった 家の中にはいないことがわかった 外をあちこち探しまわっても見つからないのだった その吟遊詩人曰く”さて どうしたものかじゃじゃじゃ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもとオシドリ君は愉快そうに歌を歌い始め踊り始めた ・・ということでつづけよう) どうしても見つからないので 二人は彼女Bを探しだすことを諦めざるをえなかった そのうちに二人の生活は以前の日常に戻るのだった そうやって二人にとって平凡な日々が過ぎていった 1年くらい経った−とある日の夜 それは快晴で夜空が美しい夜だった その吟遊詩人は野原にでて いつもの趣味で 野原に寝転がって星々と星座たちを念入りに眺めるのだった 彼女Aも彼の横に寝転がって星々と星座たちを観察しているのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが言うには”このあとの筋と結末は案外単純なんじゃないかな” ・・ということでつづけよう) さて しばらくすると 白く薄い雲のような何かが夜空全体−一面を覆うのだった そして その雲のような何かに−星々が現れてくるのだった その吟遊詩人には それらには見覚えがあった で 彼女Aは それら星々を眺めていたが−やがてそれらは−彼女が今まで見たことのない星々と星座たちであることに気づくのだった そのうちに 辺りに真っ白い霧のような何かが立ち込めてくのだった ややあって その白い霧のような何かに街が映しだされてきた そして それははっきりと街となって現れてきた (つづく 鴨かも)・・ ・・そう・かの吟遊詩人は謡った・・ ・・そう・不思議な伝説は伝える ・・・