不思議な伝説678
不思議な伝説678orファンタジーorヘンテコリン故事or奇妙な文言or新ことわざ・成句orマジメな文言orジョークorそのほか・・・などなど・・・・・・ 遥かなる太古に かの吟遊詩人は謡った ・・遥かなる太古のこと とある晴れた初夏の日に 一人の吟遊詩人が さまざまな酒をたらふく飲みまくり弛んだ精神を集中させ 世界天眼鏡で世界の様子を眺めていたそうな すると 世界中を激烈な嵐が襲っているのが見え 世界はブレ始め揺れ始め崩れはじめ地球もデングリ返り−そこまでは見えたのだったが さらに−世界天眼鏡から見え聞こえる映像と音声がボケまくって見ていることができなくなったそうな そうなるとその吟遊詩人はフテクサレ−さらに酒を飲み眠ってしまったそうな そして夢の中で世界の観察をつづけたんだそうな (つづく 鴨かも)(ここで 鴨かもが作者をたたき起こして言うには〝おい しっかりしろ! もっともっとよく観察するんだよ! 人間は皆んな歴史の生き証人としてすべてを見極めるんだよ! ・・だそうである へえそうかよ 鴨かもこそ歴史すべてを見極めろよ! と怒鳴るしかないんだが ・・ということでつづけよう) さて その吟遊詩人はカッコの中の鴨かもにたたき起こされ 鴨かもにしっかりしろ! と励まされた というか 叱咤激励されたのであった しかし吟遊詩人は眠りを覚まされたので ご機嫌斜めどころかご機嫌正反対の状態にあるのであった (つづく 鴨かも) (ここで 鴨かもはぐっすり眠り込んでいるではないか そこで作者は鴨かもをくすぐって起こすのであった”おーい 鴨かも 昨日は叩き起こしてくれてありがとな おかげでいろんな研究もできたぜよ 今日はそのお礼に鴨かもを起こしてやったんだぞ どうだい気分は? ” ここで鴨かもは寝ぼけた様子で突然舞い飛び上がり 作者にフンをかけるではないか ”こら! 鴨かも 人にフンをかけるとはどういうことなんだ? ” 鴨かもは”それはフンなんかじゃなくて ウンチなんだよ いい運がつくウンチだよ あんたはこれから運がよくなるんだぜ” ”ほう そんなもんかよ” ”おいら鴨かもは聖なる鳥−不死鳥の仲間 そんなおいらのいい運を分けてあげたんだぜ 感謝すべきだよ” ”むかし わたくすは海岸近くで大きめの鳥にフンをかけられたことがあるんだよ その鳥はわたくすの頭の上近くを飛び舞っていたんだ その鳥がわたくすにフンをかけたんだけど 帽子をかぶっていたから 帽子にフンがついたんだぜ こういうばあいも 運がよくなるのかい? 鴨かも” 鴨かもは”さあね ほかの鳥のウンチについては知らないよ” ・・もうめんどくさくなってきたのでつづけよう) さてその吟遊詩人は鴨かもに叩き起こされご機嫌斜め状態にあったんだが 気をとり直し”よし 鴨かもに励まされたんで もっと世界天眼鏡を活用して世界を観察しようじゃじゃじゃ あの鴨かもは不死鳥の仲間らしいから別に怒ることはないんじゃじゃじゃ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが言うには”鴨かもという不死鳥の立場から言えばな そこなる吟遊詩人さんや 運をよくするには 空高く飛び舞い上がり羽ばたくんだよ そうするとなにもかにもが見えてくるんだぜ それこそ運をよくする秘訣なんだよ すると吟遊詩人としての腕前も力量も桁はずれに上昇するってものなのさ” ほー そんなもんかな ・・ということでつづけよう) その吟遊詩人はカッコから漏れ聞こえてきた鴨かもの助言に従い 腕をばたばたさせ飛ぶ練習を始めた それはみじめな光景だった バタバタというよりジタバタという感じなのであった 机の上に乗った吟遊詩人は腕を鳥の翼のようにバタバタというよりジタバタさせて飛び上がろうとするんだが 何度やっても床に落ちてしまうのであった (つづく 鴨かも) (ここで 鴨かもが言うには”吟遊詩人さんや 翼のない人間の身で いくら腕をバタバタさせても飛べるわけないじゃん それってジタバタじゃんか そうじゃなくて まず肩のあたりに翼を生やすことが先じゃん 翼を生やすにはどうしたらいいか それを人間の知恵で解決するのさ 人間ってのは翼をもってなくてかわいそうだなあ 不死鳥のおいらもそんなふうに人間を憐れむのさ” だそうである ・・ということでつづけよう) その吟遊詩人はまたもやカッコから漏れ聞こえてきた鴨かもの言葉が気になってしまうのだった なぜなら 世界天眼鏡での世界観察は世界の状態が揺れまくっているので映像と音声がボケまくってしまうことになってしまった そこで 世界観察をするために彼は上空から世界を見渡したくなったのであった そこで彼はいろいろ考えるのだった’心の力−念の力で翼を生やすことができるだろうか あるいはなにか翼に代わる道具のようなものを作ればいいのだろうか ふーむ これは難問じゃじゃじゃ’ (つづく 鴨かも) (ここで 鴨かもが言うには”そこの吟遊詩人さん そうだよ まずは念の力を強くするのがいいの鴨かも” だそうである ・・ということでつづけよう) その吟遊詩人は毎日のように瞑想をするようになったのだった 数か月後 瞑想中に突如その吟遊詩人は 月の様子が見えるようになった (つづく 鴨かも) (ここで 鴨かもは”吟遊詩人さん 何か進展があったのかな? ” ・・ということでつづけよう) ところでなぜ−その吟遊詩人に見えるようになった所が月だとわかったのだろうか それは 月についての古代からの言い伝えがあって それに合致しているとわかったからなのだった その吟遊詩人は月の様子が見えるようになったものだから 喜びに溢れ 月のあちこちを映像と音声として探索していくのだった すると何やら不思議な形状の建物が見えてきた (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが言うには”吟遊詩人のおっさん なんか嬉しそうだね” へ〜え 鴨かももよく見てるんだな やはり不死鳥の仲間だけのことはある ・・ということでつづけよう) 瞑想の中で月の映像と音声を見聞きできるようになった吟遊詩人は−見いだした不思議な形状の建物の中を見聞しようと務めるのだった その努力が実って その建物の内部が見えてくるのだった その中の広い一室 そこには三人の女性がいることを彼は認めるのだった それら三人の女性たちは なにやらゴチャゴチャした複数の装置類や機械類を相手に立ちまわっているのだった その中の一人の女性が口を開いた”かぐや姫 これは一体どういうことかしらんらんらん? ” (つづく 鴨かも) (ここで 鴨かもが言うには”吟遊詩人さんは変性意識状態になってるみたいなんだよなあ−あの陶酔の様子から言って 何が見えてるんだろ? ” ・・ということでつづけよう) 三人の女性の一人は’かぐや姫’らしい かぐや姫といえば竹から生まれるという不思議な誕生をして日本から月に優雅にのぼった伝説の女性ではないか ほーお 月にはほんとに かぐや姫がいるんだな で かぐや姫が応える”ルナ それは世界が揺らぎまくって消滅期に至っているって兆候なんだわさ どういうことになるのかほんとに心配なんだわさ アンドロメダ こうなりゃ物理定数の実態調整機器の電源を入れるんだわさ その装置を装置Xって呼ぶんだわさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは”吟遊詩人さんが見てる何かを おいらも見てみたいなあ” だそうである ・・ということでつづけよう) (・・・時制と登場人物たちについて・・・遥かなる過去の吟遊詩人がさらに遥かなる過去の吟遊詩人のことを謡う−という形式にあるこのシリーズでは 文章において意図して現在形を用いてこなかった(カッコの中では用いてきた) 今までにそれについても不満を記している で 時制を厳密に用いようとすると 文章が読みにくくなる そこでこれからは 現在形も用いるし 自由に書くことにする−と決めたのでアールス ・・それから 遥か太古のそのまた遥か太古であるその当時 現代においては知られている登場人物たちが 知られていたのか という問題がでてくるのでアールが その問題については目を瞑って(瞑想しながら? )進むことにするのでアールス) で アンドロメダは”電源を入れるわよんよん かぐや姫 あなたはこの装置の使い方を知っているのかしらんらん” ルナは”そうだわよんよん かぐや姫 それってなんか物騒な装置だって言われているんだわさわさ” かぐや姫は”そうなんだわさ ほんとに物騒な装置なんだわさ あたしも この装置については基本的な仕様と性能は知ってるんだけどさ 未だ実践に用いられたことがないんだわさ だから実践のための知見はいっさいないんだわさ それから この装置を駆動すると 世界にさまざまな変化をもたらすんだけどさ この装置自体の性能まで変化するっていうヘンテコリンだけど当然な事象まで発生するんだわさ だからさ より一層遥かに物騒なんだわさ でもさ いまや世界が消滅期にはいったという非常事態にあるんだからさ この装置を用いてなんとかする以外のやり方はないんだわさ” アンドロメダは”それは言えてるわささっさ 使うしかないんだわささっさ” ルナは”苦しい時の神頼みみたいな話しなんだわさわさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが言うには”吟遊詩人さんを見習って おいらも瞑想して念を集中していたら 吟遊詩人さんの見聞きしてる情景が見えるようになってきたよ あれは月の世界なのか なんか大変なことになってるみたいじゃん” だそうである ・・ということでつづけよう) かぐや姫は”世界が揺らぎまくって消滅期に至っているっていう兆候といっても 単に物理的に物質世界がそうなだけなのか それだけじゃなくて それに加えて人間の精神というか心も弱り衰退しているってことなのか この物騒な装置を使う前によく検討しなきゃうまくいかないんだわさ 皆んな どう思う? ” ルナは”一番の根本原因は 人間の心が衰えたことなんだとおもうんだわさわさ そこをもとに考えるんだわさわさ” アンドロメダは”あたしもそうだと思うんだわささっさ ということで人間の心を大昔の状態に戻すことが肝心ってことになるんだわささっさ その装置でそんなとんでもないことができるのかしらんらん” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもが”なんか凄いことになってきてるぞ” だそうである ・・ということでつづけよう) かぐや姫は”二人の言うとおりだと思うんだわさ ともかくまず この物理定数の実態調整機器装置 略して呼んで装置Xで地球の人びとの心になんとかはたらきかけてみるんだわさ” 三人はその装置Xのスイッチとツマミ類のパネルとスクリーンのある前に集まる ルナは”スイッチとツマミ類がたくさんあるんだわさわさ 操作がむずかしそうなんだわさわさ かぐや姫 あなた操作できるのかしらんらん” (つづく鴨かも) (ここで鴨かもが”月の三人がなんか始めるようだな うまくいくといいんだけどな” だそうである ・・ということでつづけよう) かぐや姫は”前にも言ったとおり あたしはこの装置の仕様と性能しか知らないんだわさ まだ誰もこの装置で何も実践したことがないんだから それについてはなんのデータも知見もないんだわさ でもさ さっき言ったように いまや世界が消滅期にはいったという非常事態にあるんだからさ この装置を用いてなんとかする以外の方法はないんだわさ” ルナもアンドロメダもその意見に賛成した ルナが”あたしたちの目的は 世界の消滅を防ぐことなんだわさわさ” アンドロメダが”それには戦略を立てなきゃ なんだわさっさ” かぐや姫が”そうなんだわさ 戦略として各民族や国ぐにの歴史上の最有力人物の幻影をそれぞれの人びとの心に送り込み その幻影がそれぞれの人びとを説得するってのは どうかしらんらん なんだわさ” アンドロメダが”そんなことができるのかしらんらん? その装置で なんだわさっさ” かぐや姫が”この装置の仕様と性能から言うと できるはずなんだわさ” ルナが”そいじゃあ やるっきゃない ってとこなんだわさわさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは”月の三人がなにかを始めるみたいだ いったいどうなるんだろ” だそうである ・・ということでつづけよう) かぐや姫が”あたし もう一度 この装置の仕様と性能についての解説書を読み返してみなくちゃ なんだわさ 何回か走り読みしたことがあるだけだから 知らないことがあるはずなんだわさ” ルナとアンドロメダも”あたしも読んでみる” その解説書は何冊もあるようだ かぐや姫と二人はその解説書を念入りに読み始めた (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは”月の世界の分厚い解説書が見えるよ なんかむずかしそうな本だなあ” だそうである ・・ということでつづけよう) かぐや姫が”へーえ こんな機能もあるんだ これはすごいんだわさ 以前走り読みしただけだったから気づかなかったんだわさ” ”どんな機能?”とルナとアンドロメダが かぐや姫が読んでるところを覗きこむ かぐや姫が”精神波を送り出す機能なんだわさ しかも地域を限定できるんだわさ” ”それはすごいんだわさっさ”とアンドロメダ ルナは”それ つかえそうなんだわさわさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは”精神波だってさ すごい装置もあったもんだなあ” だそうである ・・ということでつづけよう) アンドロメダが”地域を区切ってすべての地域たちに 同時に異なる精神波たちを送れるのかしらんらん? なんだわさっさ” かぐや姫が”それ できそうなんだわさ” ルナが”精神波に意図する情報を載せられるのかしらんらん? なんだわさわさ” かぐや姫が” ちょっと待つんだわさ えーと ふーん ふーむ 載せられそうなんだわさ” ルナとアンドロメダが”すごーい!” かぐや姫が”こうなったらさ 地球のすべての歴史を勉強する必要があるんだわさ” ルナが”地球の歴史かあ なんだわさわさ” アンドロメダが”それって 大変な作業になりそうなんだわさっさ” (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは”三人とも感心だなあ 勉強を始めるのか” だそうである ・・ということでつづけよう) 三人は勉強を始めた 地上のさまざまな歴史すべてと−そこから引き出される有効な情報をどうその装置Xに入力すればいいのか−その装置Xの使い方などの勉強と研究である 三人は苦しみながらそれをつづけた 数日が過ぎ去った かぐや姫が”ふ〜 いやになっちゃうんだわさ こんな難しい課題は始めてなんだから なんだわさ” ルナが”まったくもって難しすぎるんだわさわさ ほんとに困っちゃうんだわさわさ” アンドロメダが”これってさあ 難しすぎてあたしたちの目論見は実現不可能なのかもしれないんだわさっさ こうなりゃ かぐや姫 ルナ 三人で宴会を始めて飲みまくるんだわさっさ” かぐや姫とルナもそれに賛成した さっそく三人は宴会の準備を始めるのだった (つづく 鴨かも) (ここで鴨かもは”なんて不真面目な三人なんだろ 地球の緊急事態なのにさ おいらが行ってハッパかけてやる” ここで鴨かもはカッコから跳びだしたのである ・・ということでつづけよう) カッコから跳びだした鴨かもは 不死鳥の姿になった−鴨かもは自ら不死鳥の仲間だと広言していたんだが−そのとおりであった フェニックスの鴨かもはたちまち空に舞い上がり見えなくなった そして突然 月の三人のいるところに現れた そして三人の目の前でいつもの鴨かもの姿に戻った かぐや姫が”あーら 鴨かもちゃん よく来たんだわさ” 鴨かもは”なんでおいらのことを知ってるのさ?” かぐや姫は”地球が大変なことになって天眼鏡でうまく見れなく聞けなくなるまでの間に 鴨かもちゃんのことも見聞きしていたんだわさ” 鴨かもは”うへ〜 なんというけしからん覗き趣味なんだ” ルナが”どうやってここまで来たのかしらんらん 鴨かもちゃん” 鴨かもは”おいらフェニックスなんだぞ 宇宙空間にでても不死鳥なんだ ひとっ飛びで あっという間にここに来たのさ” アンドロメダが”へーえ そうなんだ ところで鴨かもちゃん 何しにきたのかしらんらん なんだわさっさ” 鴨かもは”あんたたち三人が 世界を救う計画を放り出しそうになったから ハッパをかけにきたんだぞ” かぐや姫が”あーら 鴨かもちゃん ってことはあなたはあたしたちのこと覗き見−覗き聞きしてたってわけなんだわさ なんというけしからん覗き趣味なんだ−っていうあなたの言葉をそのまま返すんだわさ” (つづく 鴨かも) (さて 鴨かもは今や月の三人のところに行っているのだった ・・ということでつづけよう) 鴨かもは”うひゃ〜 バレたか あはははは〜” かぐや姫が”鴨かもちゃん そこに座って待ってるんだわさ あなたの話はあとで聞くんだわさ” 三人は宴会の準備をつづけそしてすませたようだ アンドロメダが”宴の言い出しっぺはあたしなんだわさっさ 鴨かもちゃんも一緒に飲んで食べよう なんだわさっさ” ルナが”それはいい案なんだわさわさ 鴨かもちゃんの話しも聞くから なんだわさわさ” そういう経緯で四人は飲み食いを始めるのだった 飲み食いしながら鴨かもが”あんたたちの計画 そんなに難しいのかい?” かぐや姫が”難しいのなんの なんだわさ だいたいあの装置Xで必要な地域たちを区切ること−地球のなんだけどさ それもとても難しいし それぞれに届ける必要な情報を入れたとしても 目的を達成するように必要なだけ正確に装置Xを機能させることも凄く難しいことがわかったんだわさ” アンドロメダが”それに加えて あの装置Xは暴走する傾向もあるんだわさっさ” ルナが”暴走に加えて 物理定数に変化を与えるし その変化は あの装置Xにも影響するんだわさわさ” 鴨かもは”うひゃ〜 そうなのかい それは困った困った” (つづく 鴨かも) (鴨かもはまだここには帰ってきていない 月の三人のところに行ったままである ・・ということでつづけよう ・・ここらは その吟遊詩人の瞑想による−月の様子である) 三人と鴨かもは盛んに飲み食いしている (もう 現在形も使うと以前に書いたとおりである) 皆んなかなり酔っぱらってきているようだ かぐや姫が”すごく重大なんだけどさ この件については−もうどうしていいのかわからないんだわさ” 鴨かもが” ウイッ ウイッ それについてはよくわかったのさ” ルナが”あら 鴨かもちゃん フランス語ができるのかしらんらん” (その当時 フランス語はなかったはずなんだが ・・三人やフェニックスについても その当時知ってる人はいなかったはずである・これについても既に書いている) 鴨かもは”フランス語ってなんなのさ?” ルナが”未来を見る天眼鏡で知ったんだけどさ 未来のどこかの国のことばなんだわさわさ はい−っていうのをウイって言うんだわさ” 鴨かもは”おいら フランス語なんて知らないし 酔っぱらって ウイッウイッ言ってるだけなんだけどな” 三人が大きく笑った (つづく 鴨かも) (鴨かもはまだここにはいない 月に行ったままである ・・ということでつづけよう) 四人のいるところの夜もふけ−たのかどうかはまったくもってわからないが−月の世界の建物の中のことだからである−もちろん− 鴨かもとかぐや姫 ルナとアンドロメダの四人はよりいっそういろんな酒を飲むのであった 鴨かもが”そこでなんだけどさ その装置Xには この計画で必要な情報は入れてあるのかな?” かぐや姫が”入れてあるんだわさ” 鴨かもは”そうなんだ そこでさ もう一回その装置Xの操作法を教えてくれないかな−念のため もう覚えたつもりなんだけどさ” アンドロメダが”あら 鴨かもちゃん あなた 何かやる気かしらんらん あたしたち恐くて−もう−その装置Xは使わないことに決めたんだけど なんだわさっさ” ルナが”そうなんだわさわさ 鴨かもちゃん へんなことしたらダメなんだわさわさ” (つづく 鴨かも) ・・ ・・そう・その吟遊詩人は謡った・・ ・・そう・かの吟遊詩人は謡った・・ ・・そう・不思議な伝説は伝える ・・・