出来上がった生種で早速ブールを焼きました。
感動です。
外はパリパリ、中はもっちりのブールが焼けました。
こんなパンが家で焼けるなんて。。。
レシピは先日購入した平野由希子さんの「天然酵母のおいしいパン」より。好きなときにつくれて、材料も作り方もうんとシンプルというサブタイトル通り
時間にも縛られず本当にシンプル。
パンは主食で、米を炊くように日々の炊事の中で気軽に出来るのだということを
知ることができました。
話はちょっと逸れますが、、、、
私は昔(10年ほど前、最初のシゴト)で地方のTV制作会社でディレクターをしていたのですが、奥様向けの番組の特集で「お家で簡単にパン作り」の企画をしたことがあります。
それはそれで、もちろん家庭でも成功のコツを教えて頂いて良かったのですが、
今回のこの天然酵母パンのほうが、数倍も簡単だし実生活になじむと思いました。
しかし、久しぶりに手でパンをこねていて、その時の取材先のパン屋さんの奥さん(オーナー)
のお話しが色々と頭によみがえってきました。
「パンは生き物で、手でこねてあげると焼き上がりがちがうのよねー。
キメが美しいの。」
その奥さんは「粉」に惹かれてパン作りをはじめたそう。
その意味もなんとなくわかる気がしました。
「まだ20代前半の頃の私では、気づいてなかったことがいっぱいだー。
今なら、違ったアプローチが出来ただろうなぁ。」
などと、昔のシゴトの事を反省?してみたり。
いろんな事を思いながら初めての天然酵母のパン作りをしました。
そして出来上がったパンの良い香りとおいしさに感動。
本当においしかった。
今はパン・ド・ミーの一次発酵中です。