カテゴリ:家族
中部経済新聞社から発刊された「ハングリー・ハート」と言う本を読みました。名古屋に本社があるダイコク電機を創業した栢森新治氏の伝記です。 パチンコはやり方が分からないので入ったことは無いのですが、名古屋の人間なのでダイコク電機の名前はもちろん知っています。著者の鈴木笑子氏は前作もパチンコを「発明」した正村竹一氏を題材にした「天の釘」を書いており、この業界のことをかなり詳しく取材しているようで、機械の中身や業界の制度についての掘り下げた記述は、パチンコを知らない私にも良く分かるものになっています。 会社を興し、失敗もする中で決断し、前に進む経営者の姿は、スケールが違いすぎますが、同じ経営者として勇気付けられるものでした。 鈴木氏の筆は、成功していく彼の素質だけでなく周囲の家族の生き方まで著し、感動を深いものにしています。親子のきずな、夫婦の信頼が無ければ彼の成功もあったかは分かりません。 栢森氏の父は中国で戦死しています。二人の幼い息子を残しての異国での死はどんなに無念だったかと思います。そして24歳で未亡人になった母の一生懸命生きていく姿は柏森氏の目にどう映ったのでしょう。 私にも1歳半の息子がいますが、子の目に映る自分の生き方は、いつも一生懸命でありたいと思います。 家族への思いを新たにした休日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月15日 17時05分14秒
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