カテゴリ:一社の家
8月11日は現場で職人さん達に話しかけて色々情報交換。というか作り手の側の意見を色々聞かせて頂きました。参考になりました。
工事上の問題点も話をすることで 意図を理解してもらったり、解決策が見つかったりしたのですが、外壁の通気に関してもう少し検討したい部分が出てきたので宿題として持ち帰ることにしました。 そして即 先輩の青木さんにTEL。まだお休みじゃなくて事務所に電話がつながったので呼び出して(おいおい・・・)参考になる意見を これがまた3時間くらい 教えてもらったり議論したりしました。 青木さんのマニアックな姿勢は尊敬に値します。プレカット工場や材木屋さんにまで話がおよび、すっかり時間を忘れて話し込んでしましました。すいません、でもありがとうございました青木さん。 8月12日で取りあえずお盆前の工事は終了。先日に引き続き、この日も現場で2時間近く職人さんとお話をしてしまいました。仕事の邪魔ですよね(#^_^#)ごめんなさい。大工さん。 11日は屋根の断熱材の敷き込みを完了。写真はその断熱材の敷き込み状況です。 断熱材は積水化学工業のフェノバボードで、厚さは60mmあります。断熱材の種類としては「A種フェノールフォーム保温版」と言うもので、断熱材の性能としては最高ランクのものです。 「新省エネ基準」では屋根にフェノバボードを用いる場合、35mm必要ですが、その倍近く、もっと厳しい「次世代省エネ基準」では80mm必要なので、その中間くらいの断熱性能となっています。通気層は30mm確保しています。 これに、先日もご紹介した「遮熱シート(防水紙)」と「遮熱瓦」で屋根からの熱の侵入を防ぎます。 フェノバボード 屋根面で断熱をしているのは、内部のリビングの天井を野地板の表わしにしているからで、天井を張らないためです。 建て方の後、2階床面となる位置に立つと、天井のスギの野地板(これが天井と言うことになります)がとてもきれいです。 この野地板が室内から外部の屋根の軒裏まで連続してつながっています。軒裏天井は張っていません。スギの野地板がそのまま見えます。国土交通省告示を利用しています。これは、木が火災に強いことを実験で証明する、と言う努力を続けてこられた早稲田大学の安井昇先生をはじめとする諸先生方の研究のおかげです。そしてこの方法を教えてくれた青木さんにも感謝です。 リビングは漆喰の壁とスギの天井にスギの床で感じが良い上に しっかりした断熱をしてあるため 住み心地はすごく良いでしょう。リビングの大型サッシは室内側が木製で結露しにくく、ガラスもLow-Eガラスでしかも遮熱タイプ。断熱性能は最高ランクです。 いろんな意味でとても完成が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月17日 09時50分58秒
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